【ポケモン剣盾】最終687位 スカーフ白バドレックス+選出誘導ザシアン【シーズン29】

  • はじめに

初めまして、「もも」と申します。
初記事になります。拙い文章かと思いますが、よろしくお願いします。
いわゆる禁止級の伝説が2体解禁されてから、白馬バドレックスを使い続け、なんとか結果が出せないものかと最終3桁を目指していました。
そしてようやく目標を達成できましたので、記念に記事を書かせて頂こうと思います。
もし記事をお読みになった方の中でこのパーティ使ってみたい、或いは参考にしてアレンジしたいと思った方がいらっしゃれば幸いです。
以下は文語調になります。

  • 構築経緯

経緯と言うか、白馬バドレックスを使いたい!という筆者の完全な我儘から当構築は始まっている。
白馬バドレックスは火力・耐久ともに高水準だが、素早さが遅い。
得てしてこういった重戦車型のポケモンはダイマックスとの相性が良く、この白馬バドレックスもその例に漏れずダイマックスにより高い耐久をさらに引き上げ、自身の特性による火力補強とともに盤面を制圧する戦い方が魅力と言える。
ただ、鋼弱点が非常に辛く、ほぼHBに特化しない限りA特化ザシアンのきょじゅうざんを耐えられない。
現状全てのシーズンでザシアンが使用率1位のこのルールにおいてこれはかなり痛い。
実際、このポケモンの使用率順位はトップ50に入るか入らないかあたりをうろついているくらいであり、お世辞にも良く見るとは言えない。
これを克服すべく、ザシアンに強いポケモンを複数採用することとした。

ではザシアンが支配するこの環境での白馬バドレックスの強みとは何かを思考した結果、サンダー、ランドロス、ヌオー等のザシアン受けとして有名なポケモンに対して強いことと、トップ20の一般ポケモンに対し明確に不利を取るのが一撃ウーラオスとエースバーンくらいという、「伝説以外のポケモンに強い」点だと感じた。
そのためザシアンと組み、ザシアンを出さずに運用するのが最も強いのではないか?と考え、当構築に至った。

  • パーティ編成

  • 各ポケモン解説

サンダー(カントー)
ゴツゴツメット
せいでんき
197(252)-x-150(252↑)-145-110-121(4)
ほうでん/ぼうふう/ねっぷう/はねやすめ

よくあるHBゴツメサンダー。
ザシアンに強い枠その1。

素早さ関係は まひ最速ザシアン<最速白馬バドレックス のため、まひは入ったらかなり大きい。ゴツメの削りと合わせてザシアンをバドレックスのダイアース圏内に入れるのが主な役目。
ちなみに黒馬バドレックスもまひなら抜ける。黒馬バドレックスはスカーフも多いのでそれほど信用はおけないが。
そのためまひのチャンスを増やし、削りも行えるほうでんを採用。
ダイジェット用のぼうふうと、耐久型ゆえのはねやすめが確定。
残り1枠はボルトチェンジ、かいでんぱ、ねっぷうなど選択肢は多いが、ナットレイに撃ちたい場面がそこそこあったこと、地面タイプ相手になんでもいいから攻撃当てれば勝ちの場面でぼうふうに頼りたくなかったことからねっぷうを採用。実際ボルトチェンジが欲しくなった場面よりねっぷうがあって良かったと思った場面の方が多かったと思う。
ボルトチェンジが無い分、HBサンダーミラーで有利になれるかと思い余りは素早さに置いた。
ザシアンが相手に見えたらほぼ選出する。


ランドロス(れいじゅうフォルム)
オボンのみ
いかく
196(252)-165-156(252↑)-x-101(4)-111
じしん/がんせきふうじ/とんぼがえり/ステルスロック

これもよくあるクッションランドロス。
ザシアンに強い枠その2。

・・・なのだが、彼の役割はどちらかと言えば電気の一貫切り、汎用ステロ撒き、エースバーン対策といった縁の下の力持ち枠。
サンダーとランドロスにビビってザシアン出さないでくれたらラッキーかな、くらい。

他に入れたい技が思いつかなかったのでがんせきふうじを採用したが、滅多に押さなかった。

ガオガエン
フィラのみ
いかく
202(252)-135-114(28)-x-151(228↑)-58(最遅)
DDラリアット/おにび/すてゼリフ/ねこだまし

黒馬バドレックス受け。
B28は特化ザシアンのきょじゅうざん+じゃれつくをいかく込みで確定耐え。
インファイトは諦めている。

ザシアン+黒馬バドレックス構築のメタモン対策として話題になっているこのポケモンだが、アレはスカーフで技が固定されるメタモンに強いというだけの話で、ガオガエン自体は別にザシアンに強くはない。
いかくで最低限の仕事ができる、というだけ。
日食ネクロズマにおにびを入れていかくとすてゼリフで延々と遅延するのも仕事の一つ。
雑な先制技枠でねこだましを採用していたが、多分フレアドライブかオーバーヒートで良かった。

ナットレイ
たべのこし
てつのトゲ
181(252)-114-152-x-184(252↑)-22(最遅)
ジャイロボール/パワーウィップ/やどりぎのタネ/でんじは

カイオーガ受け。
カイオーガに押せる技としてパワーウィップ、メイン技のジャイロボール。
先述したようにまひの価値がかなり高いパーティなのででんじは採用。
実際、ナットレイ見てから黒馬バドレックスに引いてくる人は結構いたのででんじははそこそこ活躍していた。
ダイマックスすることも結構あった。
何故カイオーガ受けと黒馬バドレックス受けをラッキー等に一任せず、別々で枠を用意しているのかだが、こちらにとって有利なサンダーの選出を抑制したくなかったためである。
ガオガエンもナットレイも別にサンダーに強くない。じゃあザシアン受けに、或いはダイマックス枠でサンダー出すか。と思考してくれるのを期待した。


ザシアン(けんのおう)
くちたけん
ふとうのけん
195(220)-195(36)-135-x-135-220(252↑)
きょじゅうざん/じゃれつく/ワイルドボルト/インファイト

選出した試合は2割に満たないだろう。
1割あるかも怪しい。
選出誘導枠、いわゆる「見せポケ」。恐らく世界で一番贅沢なザシアンの使い方ではないだろうか。
見せておくだけでヌオーやランドロス、サンダーが釣れる。
イベルタルが白馬バドレックス対面で初手ダイマックスを躊躇する。
出すときは明確なザシアン受けがおらず、ザシアンでザシアンを見てくる相手か、とんでもない刺さり方をしているときくらい。
そのため、型としてはミラーに強い最速HS型とした。
H220はようきA36振りザシアンの+2きょじゅうざん、要はメタモンのきょじゅうざん確定耐え。
そもそもメタモンが入っている相手に出した記憶もないが、この調整をするならこっちのザシアンもメタモンを一撃で落とせないのででんこうせっかを採用するべきだったと執筆しながら思った。
それくらい出していない。

バドレックス(はくばじょうのすがた)
じんばいったい
こだわりスカーフ
175-217(252)-170-x-151(4)-112(252↑)
ブリザードランス/10まんばりき/タネばくだん/トリック

本パーティの奇襲枠にして、9割近い選出率を誇るであろう絶対的エース。
それ故に語ることも多い。
S50のポケモンのスカーフ運用は首を傾げる人も多いかもしれないが、S50の最速スカーフは実数値168、最速100族抜きという絶妙な値。
ブリザードランスというとんでもない一貫性を備えた技を携え、積み技がなくても特性で火力を上げられる。
こだわりアイテムと相性の良いトリックをダイウォール用に自然に採用できる、と実は意外とスカーフ適性が高いポケモン。
実際、2%程度スカーフ型は存在しているらしい。そのうちの何割を筆者が占めているのかは知らないが。
初手性能が非常に高いため大体先発で運用。
様子見に出てきたボルトチェンジサンダーやとんぼがえりランドロスを上から粉砕してしろのいななきの起点にする。
耐久無振りのサンダーならダイマックスしても乱数(50%)で一撃。いのちのたまダメージ込みなら75%、2回入れば確定。おくびょういのちのたまサンダーのダイバーンは7/8耐え。
多くの伝説ポケモンが存在する90~100族のSラインをまとめて抜き去れる。
イベルタルは流石にダイマックスするとブリザードランスを耐えてくるが、先述したようにザシアンの圧力が生きる。初手からダイマックスを切り、かつダイアークを押してくるイベルタルは多くない。
またダイマックス適性も当然高く、非ダイマックス時の高速奇襲アタッカーとダイマックス時の本来の重戦車アタッカーの二つの顔を持つ。
技はブリザードランスとダイウォール用のトリックが確定。
残り2枠を氷との補完が良い地面技と、カイオーガと撃ち合うための草技とした。

  • 選出・立ち回り

初手にバドレックス+相手の伝説を見てそれと相性の良いポケモン2匹を選出、という感じ。
とにかくクッションポケモンでサイクルを回し、バドレックスの行動回数を稼いでいく。
見れば分かるが、バドレックス+ザシアン(見せポケ)+クッション4匹で構成されているので、ゴツメ、てつのトゲ、やけどといった定数ダメージやまひを最大限に活用して相手を疲弊させ、バドレックスの露払いをする。
態勢が整ったらバドレックスがダイマックスするなり、上から槍を投げまくるなりして一掃、が理想。
とにかくありとあらゆる手段を用いてバドレックスを動かす。その一点だけを考え続けるパーティと言える。

  • 戦績

66戦 45勝 21敗 最終687位


  • まとめ

白馬バドレックスで勝ちたい!という、念願が叶ったので素直に嬉しいです。
同時にモチベーションも上がりましたので、これからも様々パーティ研究を続けていきたいと思います。

ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
不明な点、質問等あれば、twitter(@peachprincess00)のDMまでお願い致します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?