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24H洋服店あとがき、しくじったの巻

本日、最終話を更新いたしました。

しくじった。

最終話が、まさかのクリスマス。

良く確認をせずに、載せたことを後悔しつつ、最終回となった。

しかしながら、気持ち暖かくなりましたかね。

なんか、自分でも読み返して、ほっこりする作品だったなと。

さて、この物語、アジフライの体験談を綴った物語でもあります。

専門学校でフォッション業界を学んだことにより、ファッション業界に絶望を感じ、卒業後、全く関係の無い業界に就職したアジフライ。

ファッションの流行は、人間が計画的に作り出している事や、販売員になると、そのお店の商品を購入しなければならず、自分のお給料で好きなブランドを買う自由が損なわれる事など、専門学校在学時に、経験した事によって得た知識で、夢敗れたわけでありますが、再び、パタンナーで復帰を目論みます。

縁あって、アパレルメーカーに転職を果たすのですが、そこの会社で24H営業の店舗を出すこととなりました。

もう、30数年前の出来事です。

そこからアイデアをいただいて、この「24H洋服店」が生まれました。

専門学校当時のアルバイトは、販売員でした。

その時、経験した話なども、この物語の中に、盛り込まれています。

アパレル会社では、経理で拾ってもらったのですが、パタンナーを経験し、この主人公のように、全国の量販店、専門店で、自分の企画した商品を販売した経験もあります。

初めての商品は、売れずにワゴンセールの商品となってしまいましたが、その後、第2段は、ものすごく各店舗から支持されまして、完売するという快挙も成し遂げました。

しかし、その当時のアジフライは、ものすごくもがいていました。

そのアパレル会社に入社した時に、「自分の得意なことしかしないんだね。」と社長から言われた一言でした。

今思えば、一つでも得意な事があるのであれば、それをのばしていく事は、悪いことではないと、当時の自分に言いたいですが、まだ、若かったので、自分の不得意なことも拾いあげて、完璧を目指したのです。

その結果、頑張り過ぎて、大量の仕事を自分一人で抱え込み、会社を牛耳るところまで極めていったのですが、社長は、「営業はお金を産むけれど、事務方は、お金を産まないから高い給料は払えない。」と、

パタンナーに挑戦したのは、自分の夢を叶える為だったのですが、自分の努力が正当に評価されない事に対して虚しさを感じたものです。

拾ってくれた社長には、感謝の気持ちは大きかったのですが、その反面、社長からの評価に反発して、ファッション業界でのお仕事は幕を閉じました。

もし、社長に会える日があったならば、聞いてみたい。

自分の仕事の価値について。

最後に、「24H洋服店」を最後まで読んでいただきありがとうございました。


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