ソーシャルチャレンジャープロジェクト②

2)株式会社VSNとの出会いと「地方創生VI」の立ち上げ

地方自治体を舞台に大企業がSociety5.0の実現の為に活動する構想を実現する為に、まずは誰を巻き込むか?を考えた。Society5.0の実現に向けてはテクノロジー領域に明るく、地域住民や行政職員と信頼関係が構築でき、地域の未来のビジョンを描ける人材が必要だと個人的には感じている。ただ、そんな理想的な人は多く存在するはずもなく、存在していても大忙しである。そこで、目線を変えて将来間違いなく必要とされるエンジニアのキャリアになるのであればTech人材の育成に強みを持っている企業にアプローチすれば人材育成 × 社会課題解決という活動になるのでは?と考えTech人材の育成に強みを持っている企業を探した。

探し始めてすぐに間違いなく相性抜群!と思った企業が見つかった。

株式会社VSN

従業員数4,271名(2019年4月1日時点)で、社員のほとんどが技術者(メカトロニクス、エレクトロニクス、IT・情報システム、バイオ・ケミストリー分野)で構成されている企業。さらにVSN社は、高い問題解決力を備えたエンジニアが経営と現場、両方の視点からクライアントの本質的な事業課題を解決する「バリューチェーン・イノベーター」という課題解決サービスを提供している。

早速、問い合わせフォームにメッセージを書き込み。
詳細のメッセージ内容は覚えていないが、「エンジニアによる社会課題解決を地方自治体をフィールドに実施しませんか?」という感じだったと思う。

問い合わせから数日後、返信があり本社がある田町まで出向いた。
一通り僕が考えている構想と一緒に取り組みたい想いを伝えると、担当のTさんとMさんもどうやら同じようなことを考えていたようで話しが弾みに弾んだ。

僕らには地方自治体との繋がりや地域住民の方々と連携するノウハウはある。VSNには4,000名を超えるエンジニアと課題解決を専門とする「バリューチェーン・イノベーター」の部隊も在籍している。数回の打ち合わせを繰り返し、地方自治体を舞台に社会課題解決に取り組むエンジニアを育成する事業「地方創生VI」という事業を展開することで合意し、まず1年目はVSN社の社員が取り組みを行うことになった。

次へ。

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