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これからの「まち」をみんなで対話するサービスの立ち上げ

2020年4月1日にLocal Dialogueというサービスを立ち上げました。

Local Dialogue
http://ld.garakuta.tokyo/

僕の役割はサービス全体の設計・運用、ファシリテーター養成講座、自治体や企業との共創プログラムの推進などです。まぁ、デザインやシステム以外全部ですね(笑)

今回は運営している我楽田工房の紹介とLocal Dialogueに対する想いを書いてみます。

■東京につくった基地と地方との繋がり
僕はボノ株式会社という東京都文京区にある、小さい会社の経営を仲間と一緒にしています。社員数は少ないですが、関わって頂ける人は多く少なめに見積もっても100人以上はいるんじゃないかなと思います。本当に色んな方々に支えられて毎日を楽しく過ごさせて頂いています。

いつもありがとうございます。

2007年の創業から2013年頃まではWeb制作などを中心とした仕事をしていました。

同業の方との交流はありましたが、今のように多様な方々との交流はありませんでした。オフィスも普通のオフィスビルに入居していましたので、朝出勤して仕事をするだけして家に帰るという毎日の繰り返しでした。

そんな毎日に不満など一切ありませんでしたが、自分たちで経営している会社を色んな人と出会い楽しい活動にしたいと思い立ち、東京にいながらも全国と繋がれる場所、キッチンとイベントスペース付きのオフィス「我楽田工房」を2014年にオープンさせました。

我楽田工房
http://garakuta.tokyo

我楽多

まさに全国の面白い方々と繋がって様々な挑戦をする「はじまりの場所」ですね。

我楽田工房をオープンしてからの1年は毎週何かしらイベントを開催し、普通にWeb制作の仕事をしていたら出会えない多様な方々と美味しいご飯を食べ、美味しいお酒を飲み、とにかく手当たり次第「地域」に関するテーマで多くの場を作っていました。

地方で活動する農家さんや漁師(猟師)さんから直接材料を仕入れ、毎週2〜3回イベントを開催する。今でも何をして会社を経営しているのか分からないと言われますが、当時はもっと何をしているのか分からなかったと思います。

しかし、地方をテーマにしたイベントで大量に人が集まっている「場」が運営できていたので、地方自治体の移住政策を担当されている方々から問い合わせを頂く機会が徐々に増えだし、地方自治体と連携した活動が多くなっていきました。

2016年からは本格的に地方自治体と仕事をするようになり、都市部で暮らす若者たちが地域で活動する方々と交流し、地域資源を活用した挑戦をする「まち冒険」や地域をフィールドに活動する看護師「コミュニティナース」の育成プロジェクトの立ち上げ、地域おこし協力隊の募集、育成など様々な企画に取り組んできました。

■Local Dialogueへの想い
地方で暮らすほとんどの方は地域を良くしていきたいという想いを強く持っていて、なんとかしたいと日々考えています。しかし、目の前の仕事や活動が年間を通じて多く存在するのと、人口減少も重なって新たな活動を生み出す時間が作れないという方が多く存在します。また、行政職員の数も減少しており今の時代に合った政策策定に時間を使うことができずに、現状の維持の為に業務時間の大半が使われてしまうという状況があります。

そんな現状に対し、カードゲーム形式で対話をする機会をつくり「地域のありたい姿(ビジョン)」を創り、「地域のありのままの現状」について共有し、どのようにすればより良い地域が創れるかの方法を参加する住民の方々が自分にできることを出し合うワークがLocal Dialogueです。

地域で想いを持って活動している方々が政策策定に絡んでいくことができれば、地域の未来がより良くなることは間違いなしです。現状はその策定のプロセス自体が時代遅れなっているだけで、より最適な場を作ることが求められていると感じます。

2020年4月1日にリリースをしましたが、新型コロナウイルスの影響でリアルに集まってLocal Dialogueワークショップを実施することは当分の間難しいと思いますが、完全フルオンラインで実施できるツールも開発しました。

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こんな時だからこそ、自分が暮らす地域のビジョンを考える機会をつくり行政、市民、企業がそれぞれの立場でよりよい未来を構想する場を増やしていけると感じています。





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