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おみくじですごいのひいた気がするの

神社が好きで、よく巡る。
そしてつい先日、お稲荷の有名なところで、おみくじをひいたんです。


御籤、これだけで ミクジ と読めます。
ミ 自体が御の意味があるわけだから、
“お”ミクジって、御御籤。

おビールじゃなくて、おおビールみたいな。御中じゃなくて御御中みたいな。
吉野家の頭の2倍盛りみたいな感じなんです。

ガッテンいただけましたでしょうか。

ところで、みなさんはおみくじひいて、びっくりした経験ってないですか?


先日、おみくじをひいて、二度見して三度見して、そしてゴクミのこと思い出しました。後藤久美子のことです。
そしてあまりにびっくりして、そして嬉しくなっちゃって、そしてすげえこれ!そしてなにこれすげえ!!ってそしてなったんですそして。

ちょっと、そのおみくじをお見せしたいと思います。





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お稲荷さんのとこでのおみくじだったんですが、見てください。ほら、第八番!ってでかでかあ、これぴーすだわ。
あんこ玄関にうまそうなつばめがいると聞きつけてやってきたぴーすだわ。
よく見るとコアラみたいな柄が背中にありますね。眉毛のコアラのラッキーコアラみたいな、ラッキーぴーすみたいな感じですね。



気を取り直して、こちらです。




第八番 半凶


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まず、凶系のやつって引いたことなかったので、ひとまずびっくり!とにかくびっくり!

しかも、わかりやすく書いてるわけじゃなくて、一文で書いてある!お稲荷様のお言葉途切れることなし!

なので、分かりやすくまとめてみました。


もの事こころのままにならぬ也
万事手に取りたるもはずれる事多し
慎み信心すればさいなんのがるべし
女人縁付悪く
病ひたへず
悦び事うれいたへず
失もの見えず
待人来らず
訴訟事叶いがたし
望事はづれ
争ひ事まけ多し
売買あしく
とかく物事たがう也








これで半凶って、、、
凶の場合は地球が滅亡するんじゃなかろうか。



今回のお稲荷さんの地域って、昔から水害が頻発していたところ。
ここの地域の人々は、
年貢も納めにゃならんし、家族も食ってかにゃならん。そこに住まねばならん。

だからこそ、稲成る、神や仏(お稲荷さんには神道系仏教系両方おられます。)を崇めて米の収穫を祈願したのでしょう。
生活の中には、大きな力への、祈りがありました。


現在我が家には、
のびらか夫妻 青と空 という世界名作劇場みたいな名前の、つばめ夫婦が住んでいます。



彼らは、雨が降りすぎても飛べなくなるし、
雨が降らないと泥で巣が作れないし、
時間と手間暇をかけて巣を作っても、
猫や人やカラスやスズメや蛇がやってきて、巣を壊したり、巣や、雛や、家族を奪います。

こっちが、本当だよなぁ、現実だよなぁと、思うのです。


ものごとこころのままにならぬなり


最初は泥が壁に付着せず、一日何百往復しても、夕方には全部壊れる。そんな日々がありました。

何度も崩れ落ちる巣を前に、この子たち、もう巣作りやめちゃうんじゃなかろうかって思いました。

けれども彼らは続けます。

巣作りそのものが、祈りのようでした。


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一切泥がつかなかったこの状態から、


今はひなが落ちないように入り口をすぼめて、“安全”なゆりかご作りに勤しんでいます。

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けれどもこれから先、この巣が盤石に一家を支え、一家無傷のまま故郷に帰ることは保証されていません。

巣が壊れませんように。
一家が襲われませんように。

そう祈るばかりです。



とかく物事たがう也


すごいおみくじひいちゃったんですが、そうだよなぁ、当たり前に飲みたいもの買えるし、寝るとき雨には濡れないけど、本当は、とかく物事たがうんだよなぁ、と、しみじみとおみくじを見つめ感心するあんこぼーろであった。


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そろそろ、卵産みませんかって鳴き方を始めました。巣はおそらくまもなく完成のようです。

もしサポートして頂けた暁には、 幸せな酒を買ってあなたの幸せを願って幸せに酒を飲みます。