オプティミストはなぜ成功するか

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ある出来事をどのように捉えるか
ー永続的なものと捉えるか、一時的なものと捉えるか
ー普遍的なものと捉えるか、特定なものと捉えるか
ー原因を自分に向けるか、外に向けるか
こられのことから、オプティミストかペシミストか、またそのレベルがわかる。ペシミストは、オプティミストに比べてうつ状態になりやすく、才能以下の業績しか上げられず、健康状態が悪く、人生が楽しく感じられない可能性が高い。
ただし、ここでいうペシミストは、
・良いことは永遠に続き、悪いことは今回だけ
・成功は自分の手柄、失敗は他人のせい
というような、能天気な他責人間ほど点数が高く出て、
・今回の成功は周囲のサポートに恵まれたからだ
・得意分野だからうまくいった
というような、状況を客観的に分析して再現性を高めようとするような人は低く出るもののようだ。

オプティミストのほうが、人生がうまくいく可能性が高い。それは、ビジネスの場だけでなく、スポーツや学業成績にも当てはまる。しかし、世の中にはペシミストもいる。オプティミストが全てにおいて優れているのなら、ペシミストは淘汰されるはずだ。ペシミストが優れているのは、現実を正しく認識するという点だ。失敗が許されない場面で、オプティミストの視点しかなかったら?…きっと暴走する。そこにペシミストがいれば、失敗したときのリスクや楽観的観測ではなく現実的観測をし、歯止めをかけられるだろう。オプティミストのほうが人生がうまくいく可能性が高いが、ペシミストの視点を持つことも重要だ。

ペシミストはオプティミストになったほうが良いのか?ーそういうわけではない。ただ、オプティミストの視点を身につけておくことは、決してマイナスにはならない。時には自分を奮い立たせたり、落ち込まないようにコントロールすることが必要なときもあるはずだ。
悲観的に考えていると感じたら、気をそらす、心の中で反論する、見方を変えてみるーこういったことをするだけでも、意味がある。
オプティミストであっても、ペシミストの視点で考えたほうが良い場面がある。その逆もまた然りだ。基本的にはオプティミストの視点を持ちつつ、必要に応じて両方を使いこなすことができれば人生うまくいくのだろう。

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