信念に生きる――ネルソン・マンデラの行動哲学

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ネルソン・マンデラ(1918/7/18-2013/12/5)
1944 アフリカ民族会議(ANC)に入党、
    反アパルトヘイト運動を展開
1960s 武装闘争へ
1964 国家反逆罪、終身刑
1990 釈放
1994 大統領就任
1999 大統領退任、政界引退

勇敢に見える行動をとれ
ー勇敢に見える行動をすれば、勇敢になれる。

常に冷静沈着であれ
ー行動を起こす前に、深く考える。

先陣を切れ
ー先陣を切って声を上げる、先陣を切って皆平等であることを示す、主導権を握る。そして、行った行動には責任を持つ。

背後から指揮をとれ
ー一人の人間のリーダーシップには限界がある。
牛の群れを一番後ろから誘導するように、背後から背中を押すのもリーダーシップだ。
他人の意見をよく聞き、ある方向に向かわせる。必ずしも自分が先頭にいる必要はない。

役になりきれ
ー役にふさわしい外見、立ち振る舞い、言動をする。

原理原則と戦術を区別せよ
ー原理原則は絶対のものであり、戦術とは区別して考える必要がある。状況が変われば、取るべき戦略は変わる。それは原理原則のブレではない。

相手の良い面を見出せ
ー相手の良い面を見出そうとすることは、時に失望をもたらすこともある。それでも、相手を誠実で信用できる人物だと考え、自分も相手に対して誠実に行動するべきである。なぜなら、人の誠実さというのは、誠実な人間にこそ引き出せるものだからだ。

己の敵を知れ
ー敵であっても、必ず心を開かせることができる。
敵でさえも、どこか共感できる部分がある。
相手の誇りを大切にすれば、敵はやがて友となる。

敵から目を離すな
ー遠くから敵を見るのではなく、常に自分の近くに置き仲間に取り込んでしまうことが敵から目を離さない最良の方法である。

しかるべきときにしかるべく「ノー」と言え
ー「ノー」と言わないことがかえって事態を悪化させることもある。
あいまいな「ノー」はストレートな「ノー」よりも人の心を傷つける。
だが、言わなくてよい「ノー」もある。必要のないときには「イエス」「ノー」の区別はしなくてよい。

長期的な視野を持て
ー目の前の問題に追われて大局的な問題の存在を忘れてはいけない。常に長期的視野に立って先にあるゴールを見る必要がある。

愛ですべてを包め

「負けて勝つ」勇気を持て

すべての角度からものを見よ
ーすべてのことがAかBか、イエスかノーかで片付くわけではない。
AでもありBでもある、イエスでもありノーでもあるものに対し、必ずしも白黒つける必要はない。

自分だけの畑を耕せ
ー外の世界から少し距離を置いて、自分に喜びと満足を与えてくれる場所が必要である。

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