
なぜ「プロダクトマネージャーになりたい人のための本」を書いたのか。その思いについて
はじめに
こんにちは。クライス&カンパニーの松永です。
各所で告知させていただいておりますが、6/14(水)にクライス&カンパニーPMチームが執筆した書籍が発売となります!!
「プロダクトマネージャーになりたい人のための本」です!
↓弊社リリース記事
執筆は長く厳しい日々でした…
語り始めると長くなりそうですので笑、執筆の裏話や今回の経験を経ての感想については、別途noteでお伝えする機会を作りたいと思います。
今回は、PMのキャリア支援を始めて気づいたことや感じているPMの素敵さ、そして本の執筆に至るまでの経緯や思いについて、お伝えしたいと思います。
↓監修いただいた及川さんのブログもぜひご覧ください!
PMのキャリア支援を始めて、ある特徴に気づく
改めて、私たちは、人材紹介会社クライス&カンパニーのプロダクトマネー
ジャー専門チームです。これまでチームメンバー合計で計1,200名以上のPMの方々とキャリア面談を行ってきました。
PMのキャリアの相談を多く聞く中で、あることに気が付きます。それは他の職種との明確な違いでした。
「プロダクトマネージャーを辞めたい」という声が非常に少ないのです。
人材紹介会社のコンサルタントとして多くの職種の方と接してきましたが、どのような職種にも一定の割合で「職種を変えたい」「違うことに
チャレンジしたい」という人がいます。
・営業はもう卒業してマーケティングにチャレンジしたい。
・経理から経営企画へジョブチェンジしたい。
・エンジニアとして手を動かすのはやめて、マネジメントに集中したい。
etc…
しかし、お会いしたPMの方々はほぼ全員といっていい割合で、PMとしてのさらなる成長を目指してのご相談をいただいています。PMの仕事に誇りをもっており、PMの仕事を愛しているのだとつくづく感じます。
思えばこの気づきが、PMに魅了される第一歩だったのかもしれません。
PMの皆さんに魅了される
日々の学びや、顧問の及川さんからの教えを受けて業務内容の理解を深めていく中で、優秀なPMの皆さんに共通したパーソナリティーが浮かび上がってきました。
これまでお会いしてきたプロダクトマネージャーのみなさんは、
・多くの関係者のハブになりながらも同じ方向を向いて走ってもらうための指揮官でありながら、多くの関係者の間に落ちてしまいがちなボールをいち早く察知し拾う究極の球拾い
・どうすればもっとユーザーの役に立てるのかを考えに考え抜いて脳に汗かく人でありながら、直接ユーザーの話を聞くためにフットワーク軽く動く人
・プロダクトの未来について目を輝かせながら語る壮大なストーリーテラーでありながら、議論の中では一つひとつの細かい言葉の定義に食いついてくるこだわりと緻密さを兼ね備える人
と、「果たしてこの方は何重人格なのか!?」と内心感じてしまうような多面性を持っていました。
でもその多面性の一つ一つが、眩しく素敵に映りましたし、そして何より、誰かの困りごとを解決したいと本気で願う、とても熱くて(良い意味で)おせっかいな人たちでした。
ユーザーの幸せを願い、そのためにもがき苦しみながらも試行錯誤を繰
り返し、自身のレベルアップに日々励むPMのみなさんの姿を目の前で見ていて、PMのことがますます好きになっていきました。
何とか応援したいという気持ちが日に日に膨らんできていました。
この書籍は我々にしか書けないと思った
私たちクライス&カンパニーのメンバーは、日ごろから「志のある転職」をサポートしていくことをモットーにしています。そして日本が、未来が少しでもよくなることに貢献したいと思っています。
ユーザーの抱える課題が複雑化し、プロダクトの重要性が日々増している中で、日本のプロダクトマネージャー不足は深刻なものがあります。
きらりと光る素敵な事業やプロダクトをもつ会社が、プロダクト人材の不足を原因として浮上できないようなことはあってほしくないのです。
PMがいることで、素敵な企業やサービスが著しい成長を遂げる瞬間を間接的にでも手助けできるはず。
優秀なPMを世に増やしていくことで、日本や社会の未来が少しだけよくなることに貢献できるはず。
それができるのはたくさんのPMの悩みを聞き、たくさんの企業の採用の困りごとを聞いてきた我々しかいないのではないか。
おこがましいかもしれませんが、そんな風に思ったのです。
当時はこんな風に言語化されたものではなかったのですが、及川さんからPMの本を出してみたらどうかというお話をいただいた時に「やってみたい」とお返事をしたのはこういった思いからだったのだと、今になってしみじみと振り返っています。
中身を少しだけご紹介
少し中身の紹介もさせてください!6つの章で構成されています。
■目次
・序章 なぜいま、プロダクトマネージャーが必要か
・第1章 プロダクトマネージャーの業務と能力を理解する
・第2章 プロダクトマネージャーのキャリア形成に向けての基礎知識
・第3章 プロダクトマネージャーの転職活動の進め方
・第4章 一人のプロダクトマネージャーとして立ち上がる
・第5章 プロダクトマネージャーとしてさらに高みを目指す
・特に転職活動に役立つのは第2章+第3章
・PMとして成長していくためのヒントは第4章+第5章
というところでしょうか。
見どころは下記Podcastでも紹介しています。
また、本書の読者特典として、以下を提供しています!
書籍内のURLからダウンロードいただけます。
転職目的明確化シート
プロダクトチェックシート
現役PMの職務経歴書例
PMを目指す方向けの職務経歴書例
‐プロジェクトマネージャーからPMを目指す方向け
‐エンジニアからPMを目指す方向け
‐事業企画からPMを目指す方向けカジュアル面談準備シート
面接対策事前チェックシート
終わりに
ちょっと暑苦しい内容になってしまい、恐縮です。
でも、すべて本心です!
このnoteアカウントのサブタイトル「三度の飯よりPMが好き!」は、実はnoteを始めた当初に勢いでつけたものでしたが、今は名実ともに我々PMチームの心からの想いを体現したタイトルになっています。
こんな思いで、全身全霊で書いた「プロダクトマネージャーになりたい人のための本」、ぜひお手に取っていただけると嬉しいです!
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
クライス&カンパニー 松永拓也