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カウンセリングの進め方~FLIFE所属カウンセラー・古家後大介~ / 広島と京都の心理カウンセリングオフィスFLIFE/フライフノート第4頁

皆さんはじめまして。古家後大介と申します。私は公認心理師という国家資格を持っている心理カウンセラーです。高齢者福祉領域で長年にわたって、相談援助技術、心理学を学び、多くのクライエントと関わってきました。現在は在宅で暮らしている高齢者の方へ介護保険サービス利用をお手伝いする仕事である介護支援専門員、いわゆるケアマネとして働きながら、心理カウンセラーとしても活動をしています。

家族への支援をするときもありますが、多くは一対一でクライエントと対話を通して、病気や障害があっても幸せに暮らしていけるお手伝いをしています。対話を通してクライエントが元気になっていくのを見ることが、私にとっても幸せです。

カウンセリングにはさまざまな方法があります。カウンセリングと聞くと「うんうん」と丁寧に話を聴いてもらえるイメージがあるかもしれません。それも一つのカウンセリングかもしれませんが、私は問題解決や再発防止を優先に考えています。そこで私は自分の得意とするカウンセリング方法として、認知行動療法という心理療法を提供していきます。

認知行動療法では心の困りごとを考え方と行動に注目して、新しい考え方や行動のパターンを取り入れて問題解決を目指していきます。新しい考え方や行動を身につけることで、自分自身の力で問題に対処する方法を学んでいきます。つまり、セルフケアができるようになることを目指していくことになります。

社会福祉の中にエンパワーメントという言葉があります。無力な状態の人々に対し、自らの中にある力に気づかせて、無力感を克服し、再び主体的に問題解決ができるように援助することを指します。この考え方が認知行動療法のセルフケアができるようになることにも通ずるものがあると感じたことで興味を持ち、自分の拠り所にもなっています。

1回カウンセリングをしたからといって回復することは、まずありません。何度も何度も継続してカウンセリングをしていき、さまざまな課題をカウンセラーと一緒に、粘り強く取り組むことを通じて、やっと回復がもたらされます。時間もお金もかかります。なので、カウンセリングの頻度や回数などもクライエントの希望を丁寧に確認しながら、問題の再発防止、自分で対処できるスキルが身につけられるような変化が感じられるカウンセリングが提供できるように努力していきます。

心の困りごとを抱えた人がカウンセリングを受けることで望む生活や目標が達成できるように、少しでも問題解決へのお手伝いができること願っています。あなたからのご相談をお待ちしております。


著者:古家後大介【心理カウンセリングオフィスFLIFE/公認心理師/介護支援専門員/介護福祉士】



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