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音楽プロデューサー/コンテンツビジネス・エバンジェリスト 山口 哲一さん

『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』公開記念企画「あなたのクリエイティブの教科書を教えてください!」クリエイターズインタビュー、第8回目は音楽プロデューサー/コンテンツビジネス・エバンジェリストの 山口 哲一さんです。


音楽プロデューサー、コンテンツビジネス・エバンジェリスト
(株)バグ・コーポレーション代表取締役
「デジタルコンテンツ白書」(経済産業省監修)編集委員

国際基督教大(ICU)高校卒。早稲田大学 在学中から音楽のプロデュースに関わり、中退。1989年、株式会社バグ・コーポレーションを設立。音楽プロデューサーとして「SION」「村上"ポンタ"秀一」のマネージメントや、「東京エスムジカ」「ピストルバルブ」「Sweet Vacation」など の個性的なアーティストをプロデュースする一方、音楽ビジネスとITに関する実践的な研究を行っている。プロデュースのテーマに、ソーシャルメディア活用、グローバルな視点、異業種コラボレーションを掲げている。2010年頃から著作活動を始め、国内外の音楽ビジネス状況の知見を活かし、音楽(コンテンツ)とITに関する提言を行っている。超実践型作曲家育成セミナー「山口ゼミ」やトークイベントのモデレーターなど、後進の育成にも力を注いでいる。

著書に

『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ふくりゅうと共著/ダイヤモンド社)

『ソーシャル時代に音楽を“売る”7つの戦略』(共著/リットーミュージック)

『プロ直伝!職業作曲家への道』(リットーミュージック)

『世界を変える80年代生まれの起業家』(SPACE SHOWER BOOKs)

『DAWで曲を作る時にプロが実際に行なっていること』(リットーミュージック)がある。

Twitter https://twitter.com/yamabug 
BLOG   yamabug.wordpress.com


Q. あなたの『表現の教科書』を教えてください 

A. 僕は、プロデューサーであって、いわゆる「表現者」ではありません。自己表現や自己証明のような表現をするスタンスにいません。ただ、クリエイティブなプロダクトをプロデュースという意味で、自分の感度を良くすることは必要です。

 そういう意味では、「カンパニー・フィリップ・ジャンティ」の舞台は、来日すれば欠かさず観ています。「詩的」であるということは、表現の一つの究極であり、基本だと思います。そのことを肌感覚で思い出させてくれます。
映画で欠かさないのはウディ・アレン作品です。洒脱さと大衆性を両立させているのは、頭でっかちになりがちな自分のプロデュースワークに対して、勇気をもらえます。最近では、森美術館の「アンディ・ウォーホール展覧会」のキュレーションが素晴らしく感動しました。

ただ、このアンケートは書籍を5冊も出させていただいているのでいただいたものだと思うので、著述ということだとすると、野口悠紀夫著作「"超"文章法」〔中公新書)を挙げておきます。

Q. そこからどのようなインスピレーションを得てどのように実践していますか?

A. 独りよがりにならず、わかりやすく、伝えるための文章を書くこと。

Q. あなたが表現する上で一番大切にしていることを教えてください

A. プロデューサーとしては、オリジナリティ(独創性)とポピュラリティ(大衆性)の両立です。
著者としては、ともかくわかりやすい文章を書くことです。


次号もお楽しみに!

9/20(土)渋谷・シアターイメージフォーラムほかにて全国ロードショー 公式サイト www.peterbrook.jp