カニと暮らす毎日は、楽しい!
一緒に暮らすカニのノブは、とっても可愛い。
去年の6月、銀座のパウパウアクアガーデンで出会った。ベンケイガニは3匹いて、なんだかわからないけどノブに一番惹かれた。
水槽にいれると、脚が一本取れていることに気づいた。どこで取れたのかわからないけど、ノブは銀座のアクアショップに来るまでも来てからも苦労したカニなのかなと想像した。
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最初、ノブは落ち着かない様子だったけれど、だんだんと暮らしに慣れていった。
ご飯もたくさんたべるし、うんちも遠慮なくするし、脱皮もしたし、わたしが実家に帰省したときに水槽から脱走して夫と険悪にもなったし。
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わたしがいつもテレビを見ているからか、ノブもテレビを見るようになった。ラヴィットが好きで、いつも熱心に見ているのに、ぼる塾のはるかが喋っている時だけハサミをつまんなさそうに触ったり、ダウンタウンが出るテレビはよく見ていたりと人間の暮らしにもすっかり馴染んでいるよう。
カニは、脳がないから睡眠もとらないし感情もないみたいだけど、ノブは怒ったり楽しそうだったり甘えたり寂しそうだったりする。
ノブは薄ぼんやりだけど、気分ってものを持ってる気がする。あと多分寝てる。
ノブは、特別だから。
わたしのことをどう思っているのか、彼女とかほしいって思ってたりするのか、メダカの砂と石ころの寝床は気に入っているのか、何の食べ物が好きなのか、川に帰りたいのか。
いろんなことを聞きたいけれど、ノブは多くを語らないからわからない。
もし話せたとしても、ノブはわたしをじっと見つめているだけだと思うな。
さいきん、ノブのせなかを少しツンっと触っている。脚をタッチすることもあるけど、せなかのほうがノブは怖くないみたい。
いつかノブと散歩がしたい。
家族になってくれて、ありがとう。
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