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誰かに会いに行く

ここ数ヶ月で二人の知人が亡くなった。
一人は病気療養中に、一人は突然。
どちらも働き盛りの年齢だった。

人間の死亡確率は100%、いつか必ず死ぬということを自覚しているつもりではいたが、高齢でない方が亡くなるというのは、少なからず私に大きな衝撃を与えた。

その衝撃は私に影響を与え、コロナ禍で数年会っていなかった友人に連絡を取らせた。
あれよあれよという間に会うことになり、手土産を持って友人の家を訪ねることになった。

大学生の頃と変わらない友人の腕には小さな命が「お前は誰だ」と訝しげに私の顔を見つめていた。

時が経っても、家族を持っても、ライフスタイルが変わっても、会いたいと思った人には会いに行こうと思った。
人生は私が思っているよりも短い時間であるかもしれない。会いに行きたくても自分の身体が言うことをきかないかもしれない。

大切な友人へ
会いたくない場合は遠慮なく教えてほしい。あなたの大切な時間を無駄に奪いたくはない。


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