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私の中の「かっこいい」

幼い頃から「かっこいい」人になりたかった。

皆が困った〜どうしよう〜と悩み、苦しんでいるところに颯爽と登場して解決し、「名乗るほどのものではありません」と言って去っていく。そんな風に難しいことを事も無げにさらっとこなす人に、「かっこいい!!」と憧れていた。

そんな憧れを小中高大学生、いや、社会人3年目くらいまで持っていた気がする。

しかし、歳を重ねるうちに気づいてしまう。私にはそんな難しいことをさらっとこなす能力がないことに。

そんな悲しい気付きとは裏腹に、悩み、苦しんでいる姿は見せたくないというプライドだけは高くなっていった。

難しいことはどうしようもないことなのだと諦め、訳知った顔で物事を語るようになってしまった。

自分の能力のなさに向き合うことは苦しく、苦しみに向き合うことは辛い。苦しみと辛さから逃げている間に、訳知った顔で語ることが「かっこいい」と勘違いしてしまっていた。

こんな勘違いをしてしまったから、歳を重ねたからか、私の中の「かっこいい」の定義が変わっていった。

一心に夢を追いかけるひたむきさ
わからないことをわからないと認め向き合う真面目さ
周囲を気付かう優しさ
素敵なものを素敵と伝えられる素直さ

今の自分に欠けている「かっこいい」は眩しくて目眩がするけど、ひたむきで真面目で優しくて素直なヒーローが二次元にも、三次元にも、身近にもいる。


今日で三連休も終わり。明日から「かっこいい」人目指してまた頑張りますか。

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