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ハッピーアワー

この土日、パクチー銀行でイベントを3本開催。図らずも重なってしまった。盛りだくさんで、ソロ営業の割には人数も集まったので(それぞれのイベント10人弱だけど、同時に通りがかりのお客さんを次々取り込んで会話していたので、40人ぐらいの人と懇意に話した)週明けの昨日は燃え尽きてた(笑)。

準備中に店前のパンフレットを取ろうとしていた女性に話しかけた。南房総在住のミュージシャン。三十年ぐらいほぼ内房線に乗っていないということだったが、使う人の少なくなった駅を演奏の場として使ったら地域に関心を持ってもらえるのではないかと思い、木更津に用事に出かける前に各駅を見て回っていたという。

保田駅に着いたら、目の前にパクチー銀行が・・・。
頭にたくさんのクエスチョンマークが浮かんだらしい。店前にかけてあるパンフレットで疑問を解決、しようとしたところで僕が出て行った。

彼女の構想を聞き、「そういうことができたら・・・」というので面白そうだし、順を追ってやっていけばできますよきっとと応援。しかし、JRに理解を求め、どの駅でどういう企画をするか、どのミュージシャンを配するかとやっていると時間がかかるかもしれない。

それならとりあえずやっちゃいませんか?

パクチー銀行の店内カウンターは、大きなガラス窓を突き抜けて外に飛び出している。店前の看板と同様、「パクチー銀行が世界に飛び出す」ということでできた造作だ。そして外カウンターの下にはウッドデッキをつくった。

工事中、ウッドデッキが完成したとき、そこはステージになりうると思った。1時間に1本「しか」ない内房線が着くたびに、演奏したら初めて来た人も、久しぶりに帰ってきた人も、毎日ため息つきながら下車する人も、気分を高揚させることになるだろう。

演奏が終わって、次の電車が来るまでは、うまいコーヒーとクラフトビールでも飲んでくれればいい。そんなことできないかなーと思っていた。

その話をしたら、彼女の発想と僕の構想が完全に結びつき、走り始めた。

話した時間は20分ぐらい。イベントの食事を作る時間を使っちゃった(笑)。でも、とても充実したイベントシリーズの準備時間だった。

彼女が所属するバンドの名前は「ハッピーアワー」。幸せな時間と安房をかけている。僕の営業開始前も、まさにハッピーアワーとなった。

https://www.instagram.com/happy_hour_vuv/


パクチー銀行は世界に飛び出している


パクチー(P)コワーキング(C)ランニング(R)を愛する、PCR+ な旅人です。 鋸南(千葉県安房郡)と東京(主に世田谷と有楽町)を行き来しています。