ポーポー・ポロダクションの裏側(消えた企画・断った仕事)
いつもポーポー・ポロダクションを応援してくださったり、ポーポー・ポロダクションに興味を持ってくださってありがとうございます。ポーポーには面白い仕事の依頼がたまに来ます。雑誌「anan」で恋愛漫画を解説したり、美容専門誌でデザイン論を話したり、アニメ作品の製品づくりの監修、某携帯会社のキャラクターデザインへの参加をするなど変わった仕事をすることもあります。ただし、いろいろな事情で全てを受けているわけではありません。また、「これは面白そう」とお受けした仕事が途中でお蔵入りになることもあります。表ではなかなか語ることはできませんが、業界の裏側が垣間見える面白い仕事の話がいくつかあります。そんな仕事を紹介したいと思います。オープンにはできない内緒の話。何かの参考にしたり、話のネタとしてご活用ください。また、ここから学べることを探してみます。
・TV局からW杯の展望解説を依頼される
こんな謎の依頼がありました。W杯はナショナルチームによるサッカー世界最高峰の戦い。4年の1度というタイミングもありますし、予選突破から盛り上がります。ここのところ日本は毎回アジアの予選を突破することができて本大会に駒を進めています。
1998年フランス大会グループリーグ敗退(本大会1次リーグ)
2002年日韓大会ベスト16
2006年ドイツ大会グループリーグ敗退(本大会1次リーグ)
2010年南アフリカ大会ベスト16
2014年ブラジル大会グループリーグ敗退
2018年ロシア大会ベスト16
本大会の1次予選であるグループリーグを突破できるか、グループリーグを突破したら1勝できるか、そのあたりをサッカーファンは毎回とてもやきもきして観戦していると思われます。
本大会の予選であるグループリーグで1勝した、1敗したとなると「どうしたらこのグループリーグを突破できるのか」サッカー解説者の解説に国民は一喜一憂するわけです。国民的な関心が高まることもあり、デレビ各局が朝の情報番組でも取り上げることも多く、視聴率確保のために多角的な解説が求められます。W杯になると勝敗を占うタコのバウエル君みたいなキャラが出てきます。
そんな中、ある大会でのグループリーグにおいて日本が突破できるかをポーポーにゲーム理論の専門家として解説してほしいという依頼がありました。最初に聞いたときには「バウエル君か」と思い笑ってしまいそうになりました。グループリーグは全ての試合を勝つ必要がなく、突破できることが確定したら、残された試合は勝っても負けてもいいわけです。そのために各国のチームは主力を温存するなどの戦略的な戦い方をしてきます。また、得点差も大きく「1点」を取って1-0になった場合、もう1点を取りに行くか、それとも守備に回ってその1点差を守るのかはとても重要で、力と力で戦うような戦い方をしない思惑が入ります。これを双方の国が考えてやるので、ゲーム理論で考えると適切な戦い方が見えてくる場合があります。徹底的に敵対するのか、なんとなく協力関係になるのか、感情ではない戦い方が求められるのです。
ここから先は
ポーポー色彩研究会
「色を使って問題解決しよう」「色の可能性を広げていこう」をテーマにした色彩心理の研究会です。 マガジンを購読いただくと色彩心理関係のセミ…
いつも応援ありがとうございます。 みなさまからいただいたサポートは研究や調査、そしてコンテンツ開発に活かしていきます。 ミホンザルにはバナナになります。