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「魅惑の心理」マガジンvol.238(なんで日本人は海老が好きなのか?/海老心理学)

夜中に原稿を書いていたりすると、塩辛いラーメンが食べたくなってきます。ラーメンを食べながら、もう少し頑張ろうなんて思うんです。台所にストックしてあるだろうカップラーメンを探しにいくと、なんとストックが切れているではありませんか。これは大変です。出かけるときにスマホの充電が2%だった時ぐらいの焦りがあります。やや絶望です。

仕方ありません。別なものでもと思い、炊飯器をのぞくとご飯もありません。子どもの頃に親の服の端を掴んで、新幹線に乗ったつもりだったのに、気づいたら全然違うおじさんの服を掴んでいたときぐらいの絶望があります。

仕方ありません、近くのコンビニまで買いに行こうかと思います。さてさて、どんなラーメン買いに行きましょう。買いに行くことは少々面倒な気もしますが、逆に自由に選べる魅力もあります。「麺作り」のような醤油のさっぱりラーメンで、ノンフライ麺がいいかなとも思います。何か夜中に食べる罪悪感を軽減してくれます。疲れているのか、もう少し濃い感じか良いかなとも思います。ここは王道のカップヌードルとか、カップスター的にものもいいですね。セブンイレブンのプライベートブランドのカップラーメンは明星食品さんが作っているので、ほぼカップスターです。頭の中で出来上がる完成形を想像します。あーあのパサパサの麺に、小さな海老がまたたまらない。謎肉よりも私はカップ麺に乗っている海老に心が惹かれます。

でも、なんで海老があると嬉しいのか?
そんな疑問を考えると、ふっと「日本人は海老好きで、消費量も世界一」のような話を聞いたことがあるのを思い出しました。
カップラーメン系に乗っている海老、1個に7匹ぐらい入っていたとして、年間で5、60個(7×60=420匹)は食べるでしょうし、そういえば、外食でも海老はよく食べるエビフライとか、エビグラタンも好き。邪道とはわかっているけど、回転寿司では海老天にぎりも食べてしまう。新幹線では天むすとかに心がときめくし、いったい自分はどれほどの海老を食べているのか、確かに日本人、少なくても私も海老好きだ。なぜ、こんなに海老に心が惹かれるのか?
とういわけで、今日はクロスモーダルな海老の魅力、海老を求める海老心理学の話です。

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