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「魅惑の心理」マガジンvol.117(快楽を求める非難脳の心理)

オリンピックの準備段階からSNSでは、オリンピックに関わる様々な意見が飛び交っていましたが、オリンピックが始まると「批判」「非難」の嵐ですね。なんかとてもギスギスして雰囲気が嫌な感じですよね。この言葉の中にいるだけで、病んでしまいそうです。特に感受性の強い人は辛いと思います。そこで、「批判」「非難」の声が何で出てくるのかというところを明確にして、人の心理を客観的にとらえることで、負の感情に支配されることなく客観的に過ごしていくことをしていきたいと思います。

今回の「魅惑の心理」マガジンは、この「批判」「非難」を生み出すメカニズムと高まる快楽を求める非難脳についての話をしていきたいと思います。あ、「非難脳」というのはポーポーが勝手に呼んでいるもので、ネットで調べても出てこないと思います。この話を知って一緒に怒ろうという趣旨のものでなく、他人の怒りに流されたり、振り回されたりしないために、こうしたメカニズムを知ろうという内容です。なんか、重くならないように軽―くまとめていきますので、家事の途中にパスタを茹でる時間にでもお読みいただけたらと思います。読み終わるとちょうどアルデンテです(笑)

○非難することで快楽を得る人が増えている
オリンピックに絡めて最近はSNSが本当にギスギスしていますよね。これを嫌と感じる人もいると思いますし、「そうだそうだ」と心地よく盛り上がる人もいるでしょう。ポーポーはどちらを肯定したり、否定したりするつもりはありません。両方の気持ちはとてもよくわかります。

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