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「魅惑の心理」マガジンvol.65(エアリプの危険な心理)

Twitterで最近、よく聞くようになりました「エアリプ」。特定の相手へのメッセージは通常「リプライ」「リプ」と言われますが、「エアリプ」とは特定の誰かに向けているにもかかわらず、呟きのような形でツイートするものです。「好きなのに好きと言えない」なんてときは、不特定の人に向けて呟くことで「察して」という気持ちがあるほのぼのしたものもあります。しかし近年は他人への悪口で使われることが多くなりました。

「魅惑の心理」マガジンの読者の方から「エアリプ」をする人の心理を教えて欲しいというリクエストが複数ありましたので、今回はこの「エアリプ」をする人の心理を取り上げます。実はこの「エアリプ」は心理的に非常に危険な要素があります。しかし、みなさんそれを知らずに安易に使っています。最初になぜ危険なのかを解説し、そこからエアリプをする人の心理に迫りたいと思います。何しろ新しい心理分野である SNS心理学は、研究している人も少なく、論文も実験も豊富にありません。しかし、知っておかないとかなり良くないことが起こります。

まず、前提条件としてTwitterなんですから、自由に呟いていいものだとポーポーは考えています。愚痴とエアリプの差も微妙で、愚痴まで言えなくなったら、 ツイートなんて魅力ないですよね。それは前提です。ただこのエアリプが恐ろしい、人の心を闇に落とす様々な危険があるのです。それを知って欲しいのです。

危険1. 確実に誰に向けているかわからない

「全くアイツには腹が立つ」というような誰かわからないものがエアリプです。するとフォロワーは一瞬、自分のことか?と思います。それから、自分は人を怒らすことをしているとは思えない、でも、何か悪いことをしたのかなと疑心暗鬼になります。仮に100人が見たとして、10人ぐらいが自分のことかと不安になります。エアリプをした人は自分の気持ちを発散しただけですが、怒りを向けた相手以外の人にとても不安を与えるのです。エアリプが多いタイムラインは読んでいて非常に疲れます。前回の記事、 SNS疲れにもつながります。

たくさんの人を疲労させているのです。全く関係ない人を巻き込んでいるのです。

そしてまだまだ危険なものが隠されています。後半は、さらになぜ危険かを検証しながら、エアリプをする人の心理を解説します。

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