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SNSの悪意は身近なところにいる

SNSは顔が見えなく匿名性が強いものもあり誹謗中傷などの問題が起きることがあります。今回は私のツイッターのあるフォロワーさんに潜んでいた「悪意」の正体について、お話をしていこうかと思います。人間の心の不思議な話です。

ツイッターのフォロワーさんのひとりが、誰かから執拗にメッセージを入れられて、そして消すいう行為をされて困っている人がいました。鍵アカウントからのメッセージは見られないので、消すと数字だけが残るのです。「4」とか「9」とか死や苦を連想させる数字を残す嫌がらせです。

この行為はいろいろな人に広がっていきました。被害にあった人は数多くいて病んでしまいSNSをやめた人もいるそうです。模倣する人も含めて、複数の人が関与しているようにも思います。ただの数字だと思うでしょうが、ネガティブなメッセージが乗った数字を毎回のようにつけられると、それは感受性の強い人は病んでしまいます。質問箱を置いている人は質問箱にも誹謗中傷がたくさんあったそうです。

私のフォロワーさんも何人も被害にあいました。警察はこの程度では動いてくれませんし、弁護士を使ったIPアドレスの請求などは費用がかかります。あまり現実的な話ではありません。これはいけないと思い、私も何か出来ることはないかと思い、被害にあったフォロワーさんの周りを調べました。きっかけは、一方的にある男性がその女性フォロワーさんに好意を寄せて、思い通りにならないとから、こうした嫌がらせが始まったようでした。

しかしどうも腑に落ちないことがあり、嫌がらせをしている人間A氏の行動パータンや性格傾向を考えると、ふたつの行動パータンが見えてくるのです。これはA氏以外に別の人間B氏が模倣しているのではないかと感じました。簡単に言うとAはいろいろな女性にちょっかいを出して広げていく。B氏はある女性に固執しているのです。 A氏と B氏が同一人物である可能性もあり、時間経過と共にA氏になりかわりB氏が主たる悪いことをする人になっている可能性も出てきます。フォロワーさんの動線を考えるとAはわからないのですが、 B氏は見つけられそうと言う手応えがありました。その時にパッと頭の中に浮かんだ3人のフォロワーさんがいます。2人は男性で、1人は女性です。そのうち1人は私のフォロワーさんでもあります(今は離れました)。裏アカウントを作って攻撃している可能性を考えました。

あるとき、私はツイッター上で「あなたの好きな色から性格を分析します」と言う募集をかけました。そこにはたくさん方からご応募がありました。好きな色を聞いて、ツイッターの内容と合わせて性格分析したところ、分析をした多くの方から当たっているとありがたい評価をいただきました。私もとても勉強にもなりました。そしてもうひとつ「四十七人の刺客に配役します」と言う企画もやりました。応募いただいた方を映画のように刺客として配役をしていくのです。必ず最後は死ぬのですが、その散り方を楽しんでもらいたいと言う笑いのネタの企画でした。こちらも盛り上がりを見せて、楽しいイベントになりました。

実はこの二つは私の仕掛けた罠でもあります。

B氏は近いところにいるだろうと考えていましたので、向こうも私のことを知っている可能性があります。何度かリプでやりとりしている可能性も考えられます。私が心理学研究者であることを知っていれば、自分の性格を見られることを不安に感じているはずです。性格分析と単なる配役ゲーム、この二つをうまく使って、距離感を探りながら動きの怪しい人を探していました。以外と簡単にそんな人が浮かんできました。C氏がひとり浮かび上がります。C氏はとても不自然な距離を私と取ろうとしています。普段から、まるで自分の心を見透かされないように気をつけているようでした。

B氏の性格傾向は「自己顕示欲が強い」「感情の起伏が激しい」「粘着質傾向」「支配欲求が高い」そうした人をツイートの中でヒントを頼りに探します。C氏は表に見せないですが、心の奥にある性格傾向とも一致します。B氏と C氏は同一人物である可能性が高いと感じ、注意して動きを見るようにしていました。相談者本人に状況を説明したところ危害を加えている人はC氏である可能性が高い、心当たりがあることが多いということでした。

そんな動きを知ってか知らずか、それからしばらくするとB氏の影がなくなってきました。そして次のタイミングでC氏は自分で崩壊しました。精神的に不安定になりました。どう崩壊したかと書くと誰かが特定できてしまう可能性があるので、やめておきます。 B氏という人格を内包しておきながら、C氏という人格を装うのは神経を使います。これをみて、さらにB氏と C氏の人は同一人物である可能性が高いと感じています。

とりあえず大きな問題にはなりませんでしたが、復活してくる可能性もありますし、新しいDやE といった悪意ある人が出てくる可能性もあります。

私は学びました。「悪意ある人は意外と近くにいる」と言うこと、「直感は当たっていることが多い」と言うこと。このような犯人探しは全く楽しくないので、もうしないとは思いますが、楽しくSNSを続けていける道を一緒に探すお手伝いはしたいと思います。SNSは誰かの欲望を一方的に叶えるツールではありません。そうでないことを願います。





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