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「魅惑の心理」マガジンvol.18(愛情に飢えている人たちへ)

「愛情が欲しい」「足らない」って感じている人がいます。これは、あなただけの問題じゃありません。私は「愛情に飢えた人」が増えているとSNSの発言を見たり、日常生活でいろいろな人に会うと感じます。安心してください。特別、あなたが愛を渇望しているのではなく、今の社会がそうした感覚を助長しているのだと思います。みんなそうなのです。

若年層だけでなく、子どもを育てている親であっても、愛情に飢えていると感じることがあるようです。親は子どもに愛情を注いでも注いでも、子どもの反応が薄く、子どもが自分のことをどう思っているかわからない。だから、うまく育てられないと訴える人がいます。本来ならば、ただひたすら無尽蔵に愛情を注ぐ対象なのに、バランスが崩れることがあるようです。また、子どもは親の愛情不足で育ったり、歪んだ愛情を受けることもあり、愛情が何かよくわらなくなっているのです。与えるほうも受けるほうも、今では愛情の形がよくわからないのです。これが現実です。

そもそも自分が愛情に飢えているのかどうかもよくわからない人もいると思います。たとえば下記の中の項目をみてください。

・人を試そうとすることがある
・自分は人から優しくされていないと思う
・人に執着している
・遠慮と後悔を繰り返す

この中からひとつでもあてはまった人は、もしかしたら愛情に飢えている人かもしれません。ふたつあてはまるなら、ほぼそうでしょう。あなたは愛情に飢えている人です。

「人を試そうとすることがある」というのは、恋人に別れたいと告げてその反応を確かめようとしたり、SNSでしばらく更新しないことを宣言したり、フォロワーを整理することを宣言したりすることです。フォロワーを整理することを宣言するのは、人間関係リセット症候群と呼ばれている一種の病気のようなものです。人間関係リセット症候群については、別に記事をまとめています。


「自分は人から優しくされていないと思う」人もそうです。いつも孤独感や虚無感を感じています。そんな人はそもそも「人に執着している」ことが多いのです。人の反応がとても気になったり、人に好かれたい、嫌われたくないと人の反応を過度に気にします。そして「遠慮と後悔を繰り返す」ことをして、いつも落ち込むのです。でも、こうしたことは、私は普通のことだと思います。 SNSは人にアピールできたり、他人の様子を簡単に見られます。すると比較して自分は人から優しくされていないと思ったり、人に執着してしまうのです。過度になると息苦しくなるので、過度に高めない方が良いものですが、飢えて欲しがることは、誰がなんと言おうと、悪いことではありません。悪いことがあるとするならば、愛情が欲しいがために、人を振り回したり、嘘をついたりすることです。そうした人は自分にも嘘をついてしまうことがあります。

後半ではこの「なぜ、私たちは愛情に飢えてしまったのか」というこの気持ちのメカニズムと、ではどうしたら、もっと生きやすくなって、苦しい気持ちとさよならできるのか、対策についてお話をしていきたいと思います。私が言いたいのは、あなたが悪いわけではないということです。

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心理学研究者/心理学をビジネスで活用する心理コンサルティング/代表書籍「マンガでわかる行動経済学」(6刷)「マンガでわかる心理学」(14刷/si新書累計1位)など累計21冊、著書累計142万部。新刊「色と性格の心理学」(5刷)  http://www.paw-p.com/

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