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勝手に相手の態度を解釈しない

 自分が苦しく、つらくなってしまう原因の1つは、勝手に相手の態度を解釈することにあります相手の視線や発言、仕草などから、自分を否定していると解釈することです。しかし、相手は本当に自分を否定しているのでしょうか。

相手ではなく、自分が、自分を否定していた

 おそらく、実際に相手は自分を否定していることは少ないでしょう。では、なぜ否定されたと思うのか。それは、自分が自分を否定しているから、勝手に否定されたと解釈するのです。そうであれば、自分が自分を否定しており、何かあれば、自己否定につなげる考え方そのものを注意する必要があります。

相手の態度を材料に、自分がダメだと確認していただけ

 自分の考え方や態度が、自己否定的だと、相手に関係なく、どれもが自己否定的になってしまいます

 たとえば、職場に遅刻したとします。そうすると、遅刻したミスをした自分、周りに迷惑をかけた自分として1日過ごします。そうなると、上司や同僚の言葉や行動1つ1つが、自分を責めているように感じないでしょうか。上司や同僚は、普段通りのことしかしていないのにです。そのように感じる場合は、自分の考え方や態度が、遅刻をしたダメな自分という枠にはまっているといえます。そして、相手の態度から、ダメな自分の根拠を見つけ出そうとしているのです。

 遅刻などミスをしたその日に、相手の態度が自分を責めているように見えるみたいに、日常的に自分はダメだと思っていると、相手の態度も、常に自分を責めているように見えてきます

自分が自分を否定していることに気づくことが大切

 では、どうしたら自己否定的な考え方を変えられるでしょうか。それは、気づくことです。相手の態度が自分を否定していると思ったときに、自分が自分の何かを否定していると気づくのです。

 たとえば、「最近太った?」と言われ、否定されてると思い、嫌な気持ちになったとします。それは、自分が食べすぎや運動不足であることを日頃気にしてて自分のダメなところだと否定しているからかもしれません。

 そうであれば、自分が自分のどの部分を否定しているか気づくことができます。そうなると、もはや相手の言動が悪いのではないことがわかります。また、自分が自分でダメだと思っていたことを確認していただけだと知ることができます気づければ、その嫌な感情のからくりを把握できたことになります。そうすると、次回は、気にならなくなります。

勝手に相手の態度を解釈しない

 相手の態度を勝手に悪く解釈するのは、自分を苦しめるだけです。そういうときは、悪いように解釈しようとした自分自身に視点を向けることです。そうすると、自分が自分をどう思っていたのかに気づけます。気づけたなら、それは、相手が悪かったのではなく、自分が悪いように解釈したがっていたことにも気づけます。そうすると、次に似たようなことがあっても、もう気にせずにいることができます

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