HSP・繊細は甘えだと言われた時、それを信じないでください。

 HSPや繊細という言葉のおかげで、多くの人が自己の状況を正しく認識したり、身近な人のことを理解する助けになり、より多くの人にとって住みやすい世の中になろうとしています。

HSPや繊細は甘えと主張する人たち

 しかし、いつの時代、どの場所にも、HSP?繊細?それは「甘え」だ!などと、批判したり、主張する方も少なからずいるものです。そういった発言は、その人が、HSPの人や繊細な人の状況を理解していなかったり、理解できないために、理解を放棄して、批判に走ることから生まれます。

甘えと思い込まされることのおかしさと危険性

 甘えと言われて、傷つく方も少なくないでしょう。目に見えないものというのは理解されづらいため、このような現象が起こってしまい、傷つけたり傷つけられたりということが出てきます。たとえば、身体に障害がある方がいたとして、身体の障害部分が心臓や腎臓等の内臓や免疫機能などに目に見えない部分に障害があり、体力低下がある場合、目には見えない障害なので、周囲からは甘えで片付けられるという悲劇な状況が起こりやすかったりもします。

 しかし、批判に対して、そこで真に受けて、傷ついて落ち込んで、自分が「甘え」なんだと思ってしまうことはなんとしても避けたいです。なぜなら、そのことに対して無理解な人の意見が通り、正しいものとなるという逆転現象が起こり、冷静に考えるとおかしな状況になってしまうからです。

 あえてきつい言葉でいうと、無理解にもかかわらず、甘えと言い放つ人の側が、理解しようとすることを放棄しており、それこそが甘えといえるのではないでしょうか。少し言い過ぎかもしれませんが、そのくらいの心持ちでいかないと無理解者にいつまでも傷つけられることになります。

甘えと思い込まされないために気をつけること

 甘えと思い込まされないようにするためには、自分を理解してくれる人と話す時間を増やしたり、自分と同じような人と交流あるいは発信内容に触れることが大切かもしれません。

 また、自分の限界はここまで。と線引することも大切です。限界を決めることでブレない自分になれます。また、限界を決めることで成長がなくなってしまうのではというふうにも思えますが、それは違います。むしろ、限界を決めることで、じゃあ自分の本当に活かせるところってなんだろう。というふうに、自分の能力を把握し、さらに引き出すことにつながるのです。

 批判は、無理解から生まれます。理解していない人たちからの言葉を正しいと思い込むことほど、悲しいことはありません。無理解の人に理解を求めるのは、人によっては困難な場合があるので、まずは、自己防衛、ブレない自分力を高めていきましょう。

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