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準備ゼロから将棋講師になったお話②

という事で前回に引き続き書き留めて行きます。
続きなので読んでない方は目を通してみてね。


4、引き継ぎの状況

という事で、ひょんな事から将棋講師になった私。
前回も書いた通り、一から全て立ち上げた訳ではなく、前任の教室をまるっと引き継ぐかたちでスタートする。
が、運営のほとんどを私がやる為、一から再スタートになる。

運営をするにも、運営体制を確認するところから始めた。
場所や機材、現状の人数を見ていく。

①場所

場所はカルチャースクール。一から場所借りからしなくていいのはありがたい。空いてる時間帯の数コマを教室の時間に割り当てて開催する。
立地は最寄駅から徒歩1分。改札を出たら看板が目視出来るくらいには近い。この辺りは他に負けないアドバンテージだ。

②機材、道具

割り当てられた部屋はダンスレッスンで使う大きな鏡が設置された割と広めのスペース。
長テーブル数台、椅子20脚、ホワイトボード、マジック等々備え付けの備品は自由に使える。

さて、将棋関連の備品はというと前任が使っていた普及用のゴム盤と駒✖︎3セットがある。
…あるんだけど、ちょっと使い込まれてて曲った盤だったので積極的に使う気になれない。
初めて指す盤駒だもの。出来れば綺麗なモノを使って欲しい。しかし予算も無い。

そこで用意したのが「ねこまど盤」だ。

木製の盤に近い感覚でやれる「パチッ」と指せる指し味が大事。
ゴム盤と比べると指してる感は相当違うのだ。
教室の盤はこれに統一している。
駒はセットでプラ駒が付いているので流用。それぞれ良品だと思う。

教室としてやるのだ。大盤もあるとそれっぽい。
ホワイトボードもあるので、マグネットで貼れる大盤を購入した。

日本将棋連盟Digital Shop 新解説用大盤セット

同時期に、千葉の大会で運良く優勝し賞品で駒をゲット。そちらも投入している。


③人数

引き継いだ人数:1名
…1名!ゼロからのスタートじゃ無いだけマシだね!

しばらくはマンツーマンでゆったりのんびりである。
(前任何してたんやって一瞬思ったけれど、ゼロから立ち上げて1にするって大変な事なので感謝しかございません。)


5、宣伝方法

開講しても人が来ないんじゃあしょうがないわけで。
かと言って広告費用も私には工面は出来ないわけで。

しかしその点は、長年地域で運営しているカルチャーセンターが持っている集客能力によってカバーされることになる。

①ホームページ更新

カルチャーセンターで開設しているHP内の将棋教室の内容を全部更新。
文字数指定もあり、内容は長々考えた。冗長過ぎるんですよね・・・
定期的に更新する予定です。
紹介ページの写真も自分の好きな将棋のワンカットにした。
わかる人はわかる。

②twitter

「日本一背の高い将棋講師(自称)」ってねぇ。
いやいや我こそはという方がいればご一報下さい。
立ち飲みでもしながらワイワイ指しましょう。

こちらはRT頂いた方ありがとうございます。
ひっそりとやっていても良かったんですが、知られていてやり易くなる事の方が多いと思いお知らせしました。

実際お知らせした後に、
個別で初心者指導に興味があるという事で連絡をくれた方もいる。
自分としては願ってもない話で、何かあった時のフォローは大事。
教え方も違う目線が入った方が改善もし易いですし。

③地域広告
カルチャースクール側の広報の初動として、新聞折込や掲示板などの地域広告を費用を掛けて出してくれた。
名目上は新規開講でピックアップした内容で、スクール側も力を入れてくれている。
掲載期間等々詳細は口を挟まずお任せ。
地域の情報やいつ頃広告を打てば効果的かというのは長年のノウハウがあった。

④カルチャースクールのファン

元々、ダンススクールや音楽教室などを長年数多く開講・運営しており、家族ぐるみや長年通ってる方など地域の信頼も厚く、一定のファンが付いている。

スクール内で複数の教室を受講するケースもあり、獲得出来れば手厚い層となる。
スクール内に新規開講という形で掲示。
効果は未知数。

6、対象棋力

前述もしているが、初心~級位を対象とした。
ちなみに私自身の棋力は道場二段、甘い所なら三段ほど。
初心者と走り出しの方ならば自分の棋力でもフォロー出来ると見積もった。
それ以上のクオリティーをお求めの場合は別の所をおすすめする。

また年齢も問うことはない。老若男女受け入れていく。
・・・なんて言って間口を広げているが、人が集まるかは自信は無かった。
別に教えた実績もあるわけでは無いし、
ネームバリューもあるわけでは無い。。

可能な限りを準備して、暗中模索の中でスタートしたのだった。

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