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UXライティングワークショップをやってみた

こんにちは。Uniposプロダクトデザイナーのぱっち (@gokigen_patsuji) です。

リモートワーク中心で家にいる時間が長かったのですが、久々に外に出たら冬コート必須の気温になっていました。季節のめぐりの早さに驚いています...。

さて今回は、Uniposプロダクトデザインチームで行ったライティングのワークショップについてお話しします。
(こちらのnoteはUnipos株式会社アドベントカレンダー9日目の記事です。)

ワークショップ実施の背景

そもそもの課題感は、日々の業務を横で見たりレビューをしたりする中で、UI上の文言に悩む場面が多くあったことです。
観察すると、6人いるプロダクトデザイナーの得意分野やUnipos歴が異なるために、それぞれが思う「Uniposっぽいライティング」が少しずつ違うことが背景にあるように見えました。
この状態のままではユーザーが知覚する「Uniposらしさ」がブレたり、文言レビューがなかなか擦り合わない辛いものになってしまうと思い、今回のワークショップを開催することにしました。

ゴールは「各メンバーがライティングするときに迷わず、Uniposらしいライティングを考えられる」状態です。


1. ライティングってなんだろう?を考える

Uniposらしいライティングを考える前に、そもそもライティングって何?というところから始めることにしました。らしさの前提として、ライティングに対する考え方が揃っている状態が必要そうという予感があったためです。

実際に発散して、議論を進めるなかで気づきが2つありました。
1つは、「サービスの人格」はユーザーとサービスが接するフェーズによって変化しそうだ、という点。
もう1つは、ライティングにおいても「人格」の範囲に収まれば多少のブレがあっても良いのではないか、という点です。

人格は関係性によって作られている...などと言われるように、1人の人間でも場面や接する相手によって少しずつ異なる自分が存在すると思います。しかし、大事にしていることは大きくは変わりません。この事がサービスの人格においても言えるのだというのは、自分にとって気付きでした。
(特に私は完璧主義なところがあるので、幅やゆとりを許容していいんだと認識できたことは大きな学びでした。)


2. 現状のGood / Moreから、何をすべきか考える

ライティングに対する考え方を共有できたら、次はUniposのプロダクトデザインのライティングでのGood / Moreを発散しました。
ゴールを達成するための具体的な課題を見つけることが目的です。

書き出してみると、良いライティングをするための考え方やTipsは多くある一方で、ほぼ全員が「何を良いライティングとするか」の拠り所がなく困っていることがわかりました。

この結果を受けて、この先のワークショップテーマを「プロダクトにおけるUniposの人格を解釈する」に設定し進めることにしました。


3. Uniposの人格を理解する

フェーズ3の導入では、「ブランドとプロダクトにおけるUnipos人格の接合」について改めて考えました。
バリューチェーン内でのユーザーとの接点ごとに少しずつ見え方が異なること。そしてプロダクトという側面では、Uniposらしさを保ちつつ、プロダクトでの目的達成がしやすいような人格であるのが良さそうだということを確認しました。(フェーズ1での気付きにも繋がりますね...!)

そして、Uniposブランドやコンセプトについて社内で既にまとまっている資料を、改めて読み合わせました。
どれもUniposらしいけど、プロダクトという側面で見たときにどの要素を厚く拾うと良いのか...。

議論の結果、ブランドパーソナリティのキーワードである「戦略性 / 誠実 / プロフェッショナル」を取り入れつつ、より人間らしさや温かさを感じられる人格であるのが良いのではないか、という結論に至りました。
これは感謝、称賛、応援などの感情を直に扱うプロダクトだからこそと感じています。

4. プロダクトにおけるUniposの人格を解釈する

目指す人格の方向性について共通認識がざっくり取れたところで、次は行動や言動レベルでイメージできるように人格を具体化していきました。
言葉・振る舞い・心持ちの大きく3分類で、各メンバーが「Uniposっぽい」と思うものを書き出してまとめました。

事実と異なることを言わない、相手に伝わる表現をするなどブランドパーソナリティと共通する要素も出てくる一方、「ユーザーの存在承認をする」といったプロダクトとしてのUniposらしさについても整理できました。

5. 実際に書いてみる

プロダクトにおけるUnipos人格が具体的にイメージできたら、最後はそのイメージと実際の言葉をつなげるフェーズです。

実はこのワークショップ、現在進行中なのでフェーズ5はこれから実施するのですが...。具体的には今Uniposで使われている表現のブラッシュアップや、他サービスでの文言をUniposっぽくしたらどうなるか、というお題でやろうと考えています。

最終的にはフェーズ5での成果物をライティングガイドラインにも反映し、ガイドライン自体のブラッシュアップも行う予定です。


おわりに

ライティングという表層の切り口から始まったワークショップですが、Uniposプロダクトとしての人格やブランドにまで議論が及び、メンバー間で認識を合わせられたとても尊い会でした。
今回整理できた「人格」を要件・構造・骨格などを考えるときにも展開し、ポジティブな感情と行動を増幅させるUniposプロダクトを届けていきたいと思います。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

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