NFL 2020 Week 9 チャージャーズ (LAC) vs レイダース (LV)

LAC 26 - 31 LV

試合経過

同地区ライバルの対戦。LAC2勝5敗、LV4勝3敗。
1Q:
LV: 0-7: LAC K Badgleyの48yds FG失敗後の次のドライブでRB Booker 23yds TDラン(TFP成功)
2Q:
LAC: 7-7: RB Ballage 5yds TDラン(TFP成功)
LV: 7-14: RB Jacobs 14yds TDラン(TFP成功)
LAC: 14-14: WR Allenへの27yds TDパス(TFP成功)
LAC: 17-14: 前半終了間際、DE Tilleryのサック、ファンブルリカバーによりターンオーバー、K Badgley 45yds FG成功で勝ち越し前半終了
3Q:
LV: 17-21: WR Agholorへの45yds TDパス(TFP成功)
LV: 17-28: TE Wallerへの2yds TDパス(TFP成功)
LAC: 20-28: K Badgley 29yds FG成功
4Q:
LAC: 26-28: FB Nabersへの4yds TDパス(2ポイントコンバージョン不成功)
LV: 26-31: LAC パントリターン時、PR Hillの落球からターンオーバー、K Carlson 31yds FG成功
LAC: 残り4:37からの最終ドライブ、残り1秒でLV陣4ydsからTE ParhamへのTDパスが成功で劇的逆転かと思われましたがオフィシャルレビューでくつがえり、26-31のままLACの敗戦で試合終了(LAC: 2勝6敗)

負傷者状況

RB Ballage, DE Lomonier(試合はIactive), CB MeeksがActive Roster入り、QB Stick, RB Pope, G Turner, T Norton, DE BosaがInactive、。RT Bulaga, RB Jacksonが試合1Q早々に負傷退場となり、RTはPipkins, RBはKelleyとBallageが併用で出場しました。

2勝6敗

Bye含む第9週を終えて2勝6敗。(地区内0勝3敗)。その敗戦全てが7点差内、5試合が逆転負けと勝負弱さを露呈しています。各試合、展開がドラマチックで心が折れそうな負け方をしてくれます。
今季のプレーオフはさすがに厳しいと思いますが、D1巡ルーキーQB Herbert, LB Murrayのデビュー以降の活躍、特にHerbertは想像以上の逸材で驚いています。彼らが将来の希望なのでなんとか今季は耐えて応援しています。

Ballageって誰?

RBは先週活躍したPopeが欠場、復帰のJacksonが1Q早々に退場で、数日前にActive Roster入りしたBallageがランで15回69yds, 1 TD, レシーブで2回15ydsの活躍を見せてくれました。経歴はArisona State出身、MIAの2016年D5巡指名で今年NYJを経てLACとPSで契約しました。188cm, 108kgのFB並みの体躯ながらスピード、パスキャッチの器用さもあり掘り出しものではないでしょうか。正直この試合ではKelleyの上位互換でした。
WR Allenが直近の3試合で28レシーブ295yds 2 TDと絶好調を維持し続けています。この試合前のペースでシーズンを終えると121レシーブとのことでキャリアハイが期待されます。
オフェンスは前半戦、Herbert, 好調のWR Allenを中心に無名若手の台頭もあり、上々の出来だと思います。OLも期待のBulaga, Turnerが欠場が多く戦力が限られている中、コンビネーションも良くなってきてると思います。先週から出場のGのTonerは周りもよく見えていてミスも少ないクレバーなGでPSを行ったり来たりとは思えないほどでした。ただ両Tはさすがに補強を考えないといけないですね。

DE Bosaの不在

LVは強力なOLを武器にRB Jacobs, Bookerのランヘビーな攻撃を展開しラントータル160ydsでした。対するLACフロントはBosaが欠場で控えのRochellでは無く、DTのTilleryをDEにして臨みました。確かにパスラッシュは1サック、1ファンブルフォースを記録し素晴らしかったです。ただ幾度と繰り返されたTilleryサイドのオープンランの対応が悪くプレーに絡めませんでした。これはDCの責任かもしれません。一方のDE(LEO)のIngramはサックは無かったものの素晴らしい動きでした。その為、好調のNwosuの出番があまり無く、もったいなかったです。
LBはこれまでほぼフル出場のMurrayが後半の出番をPerrymanに譲りました。HC Lynnいわく"Communication issue"とのことですがいろんな意味にとれちょっと心配ですね。
DBはエースCB Haywardが負傷をだましだまし出場している影響か、2度のロングパス(45yds TD, 53yds)を許してしまいました。今まであまり無かったことなので驚きですが、今年は残念ながら少し衰えが見えてます。

まとめ

最終プレーでぬか喜びしましたが、総合的に力負けでした。
負傷者が多いとはいえ、試合内容を考えると2勝6敗はコーチングスタッフ
の責任が大きいですね。Special Teamの不調含め、いつ判断するのでしょうか。
Week 10はAFC East 4連戦の初戦となるロードでのMIA。ドラフト全体5位のQB TagovailoaとHerbert(全体6位)の同期対決に注目です。
Go Bolts!

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