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2021 Week1 チャージャーズ (LAC) @ ワシントン (WFT)

LAC 20-16 WFT
開幕戦勝利です!

          1 2 3 4  Total
LAC:  7 6 0 7   20
WFT: 3 6 7 0   16

試合経過

1Q:
LAC: 7-0: 最初のドライブ、素晴らしい立上り。ランパスバランス良く進み、最後はRB Ekelerの3yds TDラン(TFP成功)
WFT: 7-3: RB Gibsonの27yds ランのロングゲインもあり、K Hopkins 30yds FG成功
2Q:
WFT: 7-6: LAC CB SamuelのDPIの反則で大きく進み、K Hopkins 43yds FG成功
LAC: 10-6: WR Williams, Allenへのパスで前進、K Viscaino 33yds FG成功
LAC: 13-6: G前6ydsまで攻めるも攻めきれれず、K Viscaino 27yds FG成功
WFT: 13-9: 前半残り45秒からのドライブ、K Hopkins 48yds FG成功
前半終了: 13-9
3Q:
WFT: 13-16: 途中出場のQB HeinickeからTE Thomasへの11yds TDパス成功(TFP成功)で逆転
4Q:
LAC: 20-16:  WFT陣3ydsでLB Murrayのファンブルリカバーから得た攻撃権をQB HerbertからWR Williamsへの3 yds TDパスで再逆転(TFP成功)
LAC: 残り時間6:43をしっかり費やして20-16で試合終了
(LAC: 1勝0敗)

先発2年目 Herbert

昨季のOROYの活躍から2年目を迎えたQB Herbertは後述のOLに守られ、パス47回31回成功, 337 yds, 1 TD, 1 INTと8人のレシーバーに投げ分け、まずまずの成績。先発組、WR Allenは10回100yds, WR Williamsは8回82 yds, TE Cook 5回56 yds, WR Guyton 3回49ydsと期待通りの結果を残しました。
3rdダウンのフレッシュ更新率はなんと19回中14回の73.7%! まだ1試合のみの瞬間最大風速とはいえ、すごい数値です。
ただ贅沢を言うと、WFTのマークが厳しくフルオープンの状況があまり無かった為、惜しい不成功パスが多くありました。また5度レッドゾーンへ攻め込んだにも関わらず、TDパスは4QにG前で攻撃権をもらった1度のみ。Herbertの調子、パス精度が上がってくればもっと楽な試合展開になると思います。

新生OLユニット

シーズンオフに積極補強を行ったOLユニット、新戦力が全員出場。左から期待のルーキー Slater, Feiler, オールプロ Linsley, Aboushi, Bulagaです。DE Chase Youngをはじめとしたドラフト1巡だらけでNFLトップクラスのWFT 守備フロントに対し、被プレッシャーは5, 被サックは2と昨季までとは見違える素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。
特にドラフト1巡のSlaterはYoung, Montez Sweatを相手に被サックは0、ランでも巧みに相手をコントロールし、何度かRBのロングゲインを演出しました。いや、素晴らしいですね。こんなにOLを絶賛する日が来るとは感無量です。
RT Bulagaは途中負傷欠場、Nortonが無難に穴を埋めてくれましたが心配です。

新ディフェンスシステム

新HC Staleyの肝いりの新ディフェンス、前線4枚(DT3/EDGE1もしくはDT2/EDGE2)、ILB2枚、DB5枚をベースに前線をDT3/EDGE2の5枚にしたり、ILB, Safetyブリッツを入れたりと昨季からの変化が見受けられました。
後ろは2ディープ配置がベースとなり、FS Adderleyの横はSS JamesかSlot CB Harrisが担い、カバーの読みが難しくなっていると思います。昨季のLARレベルの守備が構築できるか楽しみです。ベテランのHarrisはSlot CB, Safety, Outside CBとユーティリティぶりを発揮してくれました。D2巡ルーキー CB Samuelは堂々先発出場、DPIという痛いミスはありましたが、5タックル、1 TFLとアグレッシブなランサポート、4Qのファンブルリカバーのきっかけになる最初のタックルもSamuelでした。
2年目LB MurrayはナンバーをOklahoma大時代の9に変更、全守備スナップに出場し、チーム1の10 タックル、1 ファンブルリカバーを記録しました。
トータルではランはRB Gibson一人に90yds走られ、126yds出されましたが、パスは135yds, 1 TDに抑え、新守備の手応えは充分だと思います。

Joey Bosa & Derwin James 競演

2019年以来の2枚看板の競演、BosaはEDGE (OLB) の位置から、4 タックル、1 サック、2 QBヒットとさすがの活躍。1度前半終了間際にラフィンザパッサーの反則を取られましたが、それも紙一重のプレーでした。
昨季全試合欠場のSS Jamesは懸念だった負傷明けの失速は無く、全守備スナップ出場、ディープからボックス、EDGEまでアラインし、上りは速く、タックルは確実と2018 ルーキーシーズンを思い起こさせるパフォーマンスでした。またシグナルコーラーを任されるなど、HC Staleyの全幅の信頼が窺えます。

今年のルーキー

D1巡 OT Slater: 最高!上述の通りです。
D2巡 CB Samuel: 粗さはあったものの、今後のプロで活躍できる片鱗は見えました。
D3巡 WR Palmer: WR4として出場、2Qに17 ydsのレシーブを1回記録しています。
D3巡 TE McKitty: Inactiveで欠場。
D4巡 EDGE Rumph: STで出場、スタッツ無し。
D5巡 G/T Jaimes: 不出場。
D6巡 LB Nieman: STで出場、1 タックル。
D6巡 RB Rountree: RB2として出場、8回27yds、1Qの最初のドライブにSlaterのナイスブロックの横を駆け上げる13ydsのナイスランがありました。堂々のデビューだと思います。
D7巡 DB Webb: STで出場、スタッツ無し。

懸念のキッキングゲーム

昨季までのK Badgleyとの競争に勝ったViscainoはFG 2回(33yds, 27yds), TFP 2回と無難に成功させております。50yds超を必ず決めろと贅沢は言いません、このまま短いのは確実に決めてくれればと思います。
その他のSTですが、不要な反則が1回だけで昨季より成長を少し感じられました。リターンTDというものをいつか見たいですね。

まとめ

いろいろ期待と不安がありましたが、ケガ人が少なく、積極補強のOLユニット、期待のルーキーたち、負傷明けのJamesらが出場、すばらしいパフォーマンスを発揮してくれました。WFTのDPIをとってくれないとか3Q のHerbertサック時のファンブル扱いでターンオーバーになるとか不可解なジャッジもありましたが、この上ない開幕戦勝利だと思います。
ゲームマネジメントにおいても1ポゼッション差リードの4Q 残り6:43からしっかり、ビクトリーフォーメーションまで締めてくれました。
次節はホーム、So Fiにて開幕でTBに善戦したDAL、復活QB Prescottのパス攻撃が厄介ですが、それを上回る攻撃を見せてくれることを期待します。
Go Bolts!

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