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2021 Week17 チャージャーズ (LAC) vs ブロンコス (DEN)

LAC 34-13 DEN

          1  2   3   4   Total
DEN: 0   3  0  10   13
LAC:  7 10  3  14   34

DENの主力に欠場が非常に多かった中で両チーム、プレーオフの可能性をうかがう同地区対戦。LACが前半を攻守とも堅実で17-3で折り返す。後半もそのまま引き離し、4Q RS RobertsのキックオフリターンTDで勝負を決め、プレーオフ戦線に生き残った。

試合経過

1Q:
LAC: 7-0: RS Robertsの47yds リターンから始まった最初のドライブ、RB Ekelerのランが出て、RB Ekelerの3yds TDラン(TFP成功)
DEN: LAC陣44yds 4-6からのギャンブルはLAC DT Tilleryのサックで失敗
DEN: QB Lockの負傷で1シリーズのみQB Rypienが出場
2Q:
LAC: 10-0: 1Qから続くドライブ、レッドゾーンに侵入するも、DEN守備に阻まれK Hopkinsの19yds FG成功
DEN: QB Lockが復帰、ゴール前2ydsまで攻めるも、LAC守備が4度守り切りターンオーバー
LAC: 17-0: LACのパントをDEN Spencerがファンブル、LAC Hallがリカバー、ショートパス中心に前進、WR Allenへの8yds TDパス(TFP成功)
DEN: 17-3: 前半残り2秒、K McManusの61yds FG成功!
前半終了: LAC 17-3 DEN
3Q:
LAC: 20-3: RB Ekelerのランアフターキャッチ含む40ydsのパス成功で大きく前進、ゴール前1ydまで攻めるもパスが決まらず、K Hopkinsの23yds FG成功
4Q:
DEN: 17-6: 3Qから続くドライブ、RB Gordonがギャンブルでのランでエンドゾーンに飛び込むも反則で無効。K McManusの23yds FG成功
LAC: 24-6: 直後のキックオフ、RS Robertsが右の壁を抜けると左へ方向転換、見事101yds リターンTD!(TFP成功)
LAC: 34-6: DEN陣45yds地点からWR Williamsへのディープボム、45yds TDパス(TFP成功)
DEN: 34-13:  TE Fantへ5yds TDパス(TFP成功)
LAC: 残り6:31、3度フレッシュを更新し、ニーダウン
LAC 34-13 DENでLAC勝利
(LAC: 9勝7敗)

Electric Return! Roberts!

前半のキックオフ、RS Robertsはエンドゾーンから左に大きく開いた穴を47ydsのリターン。最初のスコアリングドライブに勢いづけました。
圧巻は20-6でリードの4Q、DEN FG成功直後のキックオフ、エンドゾーンでボールをキャッチすると、右の壁を抜け、左へ方向転換、そのままキッカーも置き去りにしエンドゾーンへ、見事DENに引導を渡す101ydsのリターンTDを決めました。
Chargersの直近のキックオフリターンTDは、サンディエゴ時代の2012年に遡ります。WR兼任のMichael Spurlockが99ydsのリターンTDを決めていますが、もちろん記憶にはありません。Roberts自身もキックオフリターンTDは2018年以来、大興奮のプレーでした。いやあ、素晴らしい選手が加入してくれました。


堅実オフェンス

オフェンスの主力欠場者は前週から多くが復帰したものの、RT Norton, TE Cook, Parhamでした。さらにC Linsleyが1Qに離脱しました。
RT Norton, C Linsleyの代わりはPipkins, Quessenberryが務めましたが、目立ったプレッシャーは無く、ランパスとも素晴らしい出来でした。DEN守備が万全で無いとはいえ、前半戦、NortonやPipkinsは非難の対象でしたが、目まぐるしく改善しているのが分かります。
QB Herbertはラン中心の攻撃の為、獲得ヤードこそ、237ydsでしたが、INT無しで2 TDをAllenとWilliamsにヒット、Williamsには気がすく45ydsのディープボムと今季35度目のTDを決めました。これは2008年のPhilip Riversの34 TDを抜き、Chargersのシーズンレコードを更新しました。
RB Ekelerはこの試合ランのTDで今季ランとレシーブ合わせ、18 TD目を記録しました。これは今季1,700yds走っているIND RB Jonathan Taylorと並びました。ここまでランで847yds、レシーブで612ydsとエースRBとしての役割を務めてくれています。


圧巻のゴール前ディフェンス

ディフェンスも多くの選手が戻ってきました。主力の欠場はLB TranquillとMurrayでした。DBはJames, Adderley, Harris, Davis, Samuelと久々にフルメンバーが揃った為、前半戦と同じようにS JamesをSafety, Slot-CB, Box Safety, Edgeとあらゆるポジションでフル活用しました。2つのインターセプトをドロップでし損ないましたが、ブリッツでのプレッシャー等、存在感は抜群でした。DB全体としてはカバーが甘く、タックルミスもあり、ロングゲインを許す場面が多かったです。
守備フロント陣を中心に頑張ったのはゴール前。2Qにはゴール前2ydsまで攻め込まれましたが、1stダウン、フラットのTEへのパスをS Jamesのナイスカバー、タックルで止め、2ndダウン、中央のランをS Adderleyの鋭い上りでのタックル、3rdダウンのランもDT Jonesがペネトレイトでソロタックル、4thダウン、QB LockへのトリックパスをS Adderleyのプレッシャー、CB HarrisとEDGE Bosaのタックルで見事に止め、ターンオーバー、ノースコアに抑えました。ちょっと感動しました。4Qにもゴール前8ydsからの攻撃をFGの3点に抑えました。


まとめ

相手がどういう状況であろうとしっかり勝つことができました。OLのデプス問題、STの問題はしっかり改善されていっています。全体的には選手のコンディションもヘルシーな状況です。ぜひプレーオフに進出してほしいです。
Week18はSNF、ロードで同じ9勝7敗で並んでいるLVです。勝った方がプレーオフ進出というしびれる状況です。前回対戦のWeek4は守備の頑張りで28-14でLVを破っています。勝つしかないです!
Go Bolts!

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