2021 チャージャーズ 開幕ロスター

開幕ロスター53名が発表されました。Offense 26名、Defense 24名、Special Team 3名です。今年のドラフト指名ルーキー9名は全員ロスター入りしています。

Offense

QB (3): Justin Herbert, Chase Daniel, Easton Stick

QBは3名。なんといってもチームの鍵を握るHerbert、離脱しないことが大前提です。プレシーズンでは3年目Stickの成長が見えました。ベテランバックアップのDanielは調子に波がある印象でした。

RB (5): Austin Ekeler, Justin Jackson, Joshua Kelley, Larry Rountree, [FB] Gabe Nabers

RBはFB含め5名。エースのEkelerを筆頭にJackson、 Kelley、ルーキーのRountreeがロスター入りとなりました。RB枠が3名で一人プレシーズン振るわなかったKelleyか負傷がちのJacksonがカットされるかなと思っていました。プレシーズンまずまずの活躍をしたRountreeが楽しみですね。
FBは昨季までのシステムより起用が増える印象ですが、Nabersはどちらかというとレシービングの印象が強いです。

WR (5): Keenan Allen, Mike Williams, Joshua Palmer, Jalen Guyton, K.J. Hill

WRは5名枠となりました。AllenとMike Dubはリーグ屈指の強力デュオです。プレシーズンではD3巡ルーキーのPalmerが10捕球と強烈アピールし堂々ロスター入りとなりました。Tyron JohnsonがWR3の座を確保すると思われていましたが、驚きのカットとなりました。同じディープスレットのGuytonと比べるとシュアハンズで分がありと思っていただけに残念です。リターナーができるHillもロスター入りし、同じような立場の昨年D5巡のJoe Reedは落選となりました。

TE (4): Jared Cook, Donald Parham, Tre' McKitty, Stephen Anderson

TEは4名。2TE隊形が多くなるのでしょうか。NOから移籍のベテランレシービングTEのCook、2m超えのハイターゲットのParham、D3巡ルーキーのMckitty、オールラウンダーの中堅 Andersonがロスター入りしました。Mckittyはランパスブロックでの貢献も期待しています。

IOL (5): Corey Linsley, Matt Feiler, Oday Aboushi, Scott Quessenberry, Brenden Jaimes

昨年酷かったOLユニット。GBからのオールプロCのLinsley, PITからOG Feiler, DETからOG Aboushiの積極的補強を行いました。控えはC/G/Unbalance Tをプレー可能なユーティリティのQuessenberry、D5巡ルーキーでNebraska大時代はOTだったJaimesと少し心配です。Tylee St. LuisはIR入りです。

OT (4): Bryan Bulaga, Rashawn Slater, Storm Norton, Trey Pipkins

極めて重要なポジション、QB Herbertを守るLTをD1巡でSlaterを補強しました。プレシーズンで非凡な活躍を見せてくれ期待大です。昨季加入したベテランBulagaは実力者であるものの負傷がちなのが心配です。プレシーズンでひどいパフォーマンスを披露してしまったPipkinsは大方のカット予想を裏切りロスター入りしました。Nortonもいますが、ルーキーLTと慢心創痍のRTだけに先発が離脱してしまうと一気に不安なユニットになります。OG FeilerのT起用もあるかもしれません。

Defense

DL (5): Linval Joseph, Justin Jones, Jerry Tillery, Christian Covington, Forrest Merrill

新システム3-4のDL (DI) 枠は5名。先発候補のJoseph, Jones, Tilleryはプレシーズン不出場。今季はTilleryの爆発を期待したいと思います。残り2枠はCovington、Merrill、Cortez Broughton、Breiden Fehokoの争いでした。プレシーズンを観る限り僅差ですが、納得の選出だと思います。Merrillのプレーが個人的に一生懸命さが伝わってきて好みです。

EDGE (4): Joey Bosa, Kyler Fackrell, Uchenna Nwosu, Chris Rumph II

新システムのEDGE枠は4名。Bosaは別格として、プレシーズンFackrellとNwosuがレベルの高い争いを繰り広げました。Fackrellの加入は大きいですね。D4巡ルーキーRumphもスピード豊富でポストMelvin Ingramとして期待大です。3年目Emeke Egbuleが残念ながらカットとなりました。ディフェンスの最強ユニットとして暴れてほしいです。

LB (5): Kenneth Murray Jr., Kyzir White, Drue Tranquill, Nick Niemann, Amen Ogbongbemiga

LB (ILB) 枠は5名。昨年D1巡のMurrayは新背番号9番になり、さらなる成長を見せてくれると思います。その相方はWhiteとTranquillの争い、新システムでブリッツも多くなり、両名ともアピールしていました。
D6巡ルーキーのNiemanはプレシーズンのチームリーディングタックラー (28回) で堂々ロスター入りです。STでの活躍にも期待です。残り1枠はUDFAルーキーのOgbongbemigaになりました。個人的にはCole Cristiansenを推したかったです。

CB (6): Chris Harris Jr., Michael Davis, Asante Samuel Jr., Brandon Facyson, Tevaughn Campbell, Kemon Hall

CB枠は6名。先発候補はアウトサイドにDavis, D2巡ルーキーのSamuel、スロットCBにHarrisですね。HarrisはプレシーズンにSafetyにもチャレンジしていました。控えはBolts 4年目の大型CB Facysonとカナダ出身のCampbell、プレシーズンに出場機会の多かったHallです。スペシャルチームエースとして期待されて加入したRyan Smithは負傷とCOVID-19リスト入りで出遅れることになりそうです。

S (4): Derwin James Jr., Nasir Adderley, Alohi Gilman, Mark Webb

Sは4名。Jamesの復活にワクワクしています。2ディープが多くなるシステムだけにJamesがどのような役割でプレーするのか楽しみですね。先発2年目となるAdderleyの成長がキーとなりそうです。GilmanとD7巡ルーキーのWebbはどちらかというとSS寄りです。UDFAルーキーのBen Delucaはプレシーズン目立っていましたがロスター入りに至りませんでした。

Special Team

ST (3): K: Tristan Viscaino, P: Ty Long, LS: Matt Overton

Kickerは最終的にMichael Badgleyとの競争の結果、Viscainoが残りました。決してレベルの高い競争では無かったですが、レギュラーシーズンでは良い意味で裏切ってほしいです。PunterはBolts 2年目のLong。Long SnapperはCole Mazzaの負傷によりベテランのOvertonに。1枠しかないので厳しい世界です。

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