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「奇跡の価値は」~2019 J1 リーグ第34節 vs 横浜Fマリノス~【プレビュー】

皆さんこんにちは、太古の森と漆黒の獣です。


長かったリーグ戦もいよいよ最終節。
相手は横浜Fマリノス、優勝を賭けた大一番になります。
Jリーグの歴史の中で、最終節に1位と2位の直接対決によって優勝が決まるという事は初めての事です、これ以上無いシュチュエーションですが、中々に厳しい状況の東京
ですが最終節をこの状況で迎えられるというのは素晴らしいことです!
楽しんでいきましょう!!

具体的な戦術レビューはこちら↓

展望キャスはこちら↓


それでは今年最後のプレビューいってみましょう!!


■ここまでの成績&現況 ~決戦~

【東京】
・前節での痛い引き分けで自力優勝は可能だが条件付き
・2試合連続で引き分け、ここ10試合で4勝4分2敗
・前節で負傷した永井ディエゴは出場微妙
室屋が警告累積による出場停止
【横浜】
・前節の神奈川ダービーに勝利、優勝に王手
・リーグ戦は6連勝中、更に10試合で9勝1分と絶好調
マルコスジュニオールが負傷交代したが問題無し?
・警告累積で扇原が出場停止

分かりやすく勝った方が優勝の試合である。
ただ、条件が付く

【FC東京優勝の条件】
4点差以上の勝利


【横浜Fマリノス優勝の条件】
引き分け以上なら文句無し
敗北でも3点差までのならOK

客観的に見ればかなり東京にとっては厳しい条件である、しかも今節は永井ディエゴを欠く可能性がある、永井は出場出来たとしても万全とは言えないだろう。
更に右サイドの攻防で鍵になる室屋が出場停止である、替わりはオジェソクだろう、守備面では影響は最小限に抑えられるが、果たして攻撃面でどうなるだろうか。
それに加えて4点差勝利である、今シーズンのリーグ戦で4点差以上ついた試合は297試合中10試合3.4%だそうで…考えるだけで嫌になる(笑)

対して横浜はノリノリである。
この終盤にきて全てが噛み合ったかのような素晴らしい試合が続く、正直粗を探そうと思ったのだが、これといって見つけられないくらいに充実している(苦笑)
データを見れば語らなくても分かる強さ、今シーズンの最後に闘う相手が、最も強敵であるという事は疑う余地も無いだろう。

■対戦成績 ~相性は悪くない~

横浜という意味では相性は悪くない、特にポステコグルー監督が就任してからはリーグ戦では全勝。
しかも内2試合は4得点以上奪っている、故に東京としては悪くないイメージで闘えるのは間違い無い。
但し、夏先に対戦したチームとはほぼ別物と言って差し支え無いだろう事は考慮に入れなければならない。

■今季の横浜 ~躍進~

ポステグルー体制2年目となった今シーズン、春先から夏頃までは苦戦が続いた。
しかし、徐々に新戦力がフィットして素晴らしい活躍をすると,一気に順位は上昇、この終盤にきて首位に立った
特に外国人補強が素晴らしく、獲得した選手が他のチームとは一線を画す様な活躍を見せている。
更に若手日本人選手の活躍も目覚しく、正に躍進の年となっている。
東京と同じく中々辛いシーズンをここ最近過ごしてきた中で、この躍進はファンやサポーターの喜びも大きいだろう。

■試合展望 

この試合が通常と違うのは条件があるという部分。
マリノスは3点差負けまでは問題無いが、チームのスタイルやメンタルを考えると守りに入ると言うことは考えられない。
であればこれまでと同様に自分達が志向するサッカーを貫いて来るだろう。
対する東京はいつも通りとはいかない、ただ勝つだけならいつも通りでも問題無いだろう、しかしこの試合は4点差の勝利が必要である。
とにかく相手のゴールに迫る為には自分達からボールを奪いにいく必要がある、ある意味マリノスが得意とするスタイル(即時奪回→速攻)をやらなければならないと個人的に思う。
相手の土俵で闘うのは中々に辛いものであるが、それでもやらなければならないし、やるしかないのだ!

・初手、一発必中

この試合でいつも以上に大事なのは先制点、マリノス「いつもと違うぞ?」と思わせる為には、最初に訪れた決定機を確実にものにする事である。
立ち上がりの時間帯はとにかく集中が必要である、試合の趨勢は恐らく最初の10分で決まるといっても過言では無いほどに重要である。
彼らのペースを乱すような戦い振りを東京が出来るか、最初のポイントはここである。

・攻略法は変わらない

狙うべきはとにかくマリノスの裏のスペースだ、チームとしては以前とは洗練されているし、強度も比較にならないだろうが狙うべきポイントは変わらない。
両サイドの奥に起点を作ってサイドから攻略したい、またGKCBの間に落とすようなボールを積極的に狙って相手のエラーを誘うのもありだろう、特に高萩の配球には期待がかかる。

・恐れずに前へ

マリノスの攻撃は怖い、だがリスクを恐れずに攻めなければならない。
リスクを恐れて引いてしまうとそれだけ時間を与える事になってしまう、勇気をもってボールを奪いにいけるか、それこそ「強い気持ちで」

■スタッツ比較

マリノスのスタッツ、凄まじいの一言である、そりゃ首位だよ!!
しかしこのスタッツ通りにならないのがサッカーである、現に東京勝ち点差3の位置にいるのだ。

数字では説明できない強さを明日は見せ付けなければならない。

(※こちらは全公式戦の得点失点です)

ポジティブな情報としてはマリノスは立ち上がりの失点数が意外に多く、更に終盤(75分~90分)の失点が1番多くなっている。
得点も多いって?見てない見てない。

■まとめ

同じ様なタイミングで新監督が就任し、共に紆余曲折をしながら今年は優勝争いを演じている、川崎鹿島と違って、ほぼ初優勝に近いような感覚があるマリノスには個人的には勝手に親近感を覚えている。
対極の異なる志向を持ちながらも、この時期まで優勝争えるという事が楽しいのは事実である。

だが明日は負けられない、それぞれに背負ったものがあるだろうが、思いが強いのはコチラである

僕の願いはただ一つ、貫き通して欲しい。

今まで積み上げてきたものを、過ごしてきた時間を、それぞれの想いを、全て日産のピッチで表現して欲しい。

僕らは応援する事しか出来ない、でも君達が身体を動かすパワーを届けるつもりだ。

今年1年、君達にもらったパワーをエネルギーを全て返すくらいの大きな声援を君達に届けたい。

明日も、最後の1秒まで
You'll never walk alone

※ここからはエンディングBGMを聴きながらお楽しみ下さい

理想だけを口にしてた過去


壁はどこにだって立ち塞いで手探りで生きてく

紅い空が影を伸ばす まだそれは

頼りなくて自分勝手ため息をこぼす

違う歩幅合わない呼吸でも

君はまっすぐにぶつかって側にいてくれる

すれ違い見渡せばそう

取り残されていた

「明日は見えてますか」

暗闇かき消す君の声が聞こえたんだ

弱くたって立ち向かうんだ 理由なら君にもらった

分かってる、だから行くんだよ。

今も苦しくって胸が痛いよ 力なら君にもらった

守り抜く為に行くんだよ

負けでばかり守るものもない

そんな自信なくて試合放棄 言い訳をこぼす

どこからとなく耳を刺した声

君はまっすぐにぶつかれって 悔しそうに嘆く

触れ合えば胸の奥に

土足で踏み込んで

「明日は君が決めろ」

暗闇かき消す

君の声は泣いていた

涙なんて振り払うんだ 理由なら僕が作った

分かってる、だから行くんだよ。

今も怖くなって足がすくんで 本当は震えているんだ

取り戻す為に闘うよ

「立ち向かう」

「怖くない」

「君がいる」

「ここにいる」

「待っていて」

「大丈夫」

「負けないよ」

「認めてる」

さぁ踏み込んで進むんだ

届くまで笑え

声にならない叫び声が 胸の中で震えてるんだ

分かってる、だから戦うよ。

今は一人じゃない胸が熱いよ 力なら君にもらった

守り抜く為に闘うよ

君とまた笑ってる

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