口述試験対策 論文試験合格発表後でもぜんぜん間に合う!(弁理士試験)
目次
1. 口述試験対策の重要性
2. 口述試験の実際の難しさ
3. 論文試験合格発表前の準備
- 有給取得の計画
- 資金の確保
- 口述対策講座の調査
- 口述試験勉強のバランス
4. 論文合格発表日の行動
- 練習会や模試への申し込み
- 有給休暇の申請
5. おすすめの口述対策講座
6. 購入しなくても良い講座
7. 口述の勉強法と参考書の紹介
1. 口述対策の重要性
口述の問題は文書にするとたいしたことがないように思えるのですが、
論文受験終了後から口述対策をほとんどしていないで論文合格された方、はやく口述試験の練習会に参加してみることをお勧めします
(練習会とは、本番同様に試験官役の人に回答を口頭で答えるような模試みたいな講座です)。
2. 口述試験の実際の難しさ
実際に口述試験の練習問題を出題されてうまく答えられないということに初めて気づく場合があります。このため練習会にできれば早く参加すべきです。
逆に言えば、論文試験の合格発表から口述試験まで3週間ほどあるため、論文試験の合格発表まで口述対策をしていなくても、3週間十分対策すれば、十分に合格でます。
実際の口述試験では、問題によっては条文や青本にかなり正確に答えるように求められます。そうである以上、試験対策として、一番難しい基準で答えられるように準備しておくのが無難です。
3. 論文試験合格発表前の準備
以下に、論文合格発表前の口述対策をまとめています。
・試験月(通常10月)に有給をなるべくとれるように動いておく。
→もちろんたくさん勉強するためです
・資金を確保しておく。
→模試1回で1万以上するので最低でも5万くらいは確保したいところです。
・論文試験合格発表後に開講される口述対策の講座(練習会と模試)を調べておく
→論文合格発表の日に定員いっぱいになる講座があります。このため論文試験の合格発表日に申し込めるように、予め調べておいた方がいいためです
・論文式試験の合格発表前の口述試験の勉強については、ほどほどでいいと思います。
対策しすぎると論文不合格となった際ショックが大きくなるのと、口述の勉強は条文の暗記という退屈なものなのがその理由です。
4. 論文合格発表日の行動
・練習会や模試をすぐ申し込む
論文試験合格発表の日に定員になる講座もあるので合格発表日には申し込むこと
・試験日までの間に有給を可能な限り申請する
試験日が平日となることもゼロではありません。そうなると確実に有給取得は1日必要です。
★おすすめ講座
・LEC口述講座2ndフェーズ(練習会系講座)
この講座は他の受験生とペアになってお互いに問題を出し合います。自分が出題者役をやらされるので他の口述試験受験者のレベル感を知ることもでます。
自分が合格した年は合格発表の翌日には満員になってましたので申し込みは合格発表日に済ませることをおすすめます。
また、この講座を申し込むと当時は「口述テキスト」という非売品テキストがもらえました。これは「口述アドバンス」と呼ばれる過去問とは別のテキストです「口述テキスト」は逐条的に青本や改正本の内容と過去問がまとまっていて確認用にとてもいいです。
・春秋会模試
実際の試験会場であるザ・プリンスパークタワー東京の客室を借りて行われる唯一(たぶん)の模試です。もちろん会員でなくとも受けられます。10月初めにあるので論文式試験合格発表と同時に申し込む必要あるようです.
・受験機関等の模試
人気のある日時はすぐにうまってしまうため合格発表時に申し込むこと
★あえてとらなくても良かったと思った講座
・有名講師の講座
有名講師系の講座は当時は3時間で1万5千円してかなり高額でした。口述はひたすら暗記して練習会で慣れるしかない試験なので割高な有名講師の座学系講座を受ける意味はないというのが私の意見です。お守りとして受講する分には良いと思います。
★購入した参考書
口述の勉強法としては、条文の暗記がメインです。
このため常に法文集を持ち歩いて、昼休み、通勤中など常に条文を暗唱しました。
自分が口述試験対策で使っていた法文集のAmazonのリンクを貼っておきます。
産業財産権四法対照整理ノートという名前ですが法文集です。
これを使った理由は、四法対照の法文集であるという点と
文字は小さいですが薄くて持ち運びに便利で、電車で広げても本を読んでるみたいで不自然ではないからです。
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