新しい流れに

金曜日から新年度が始まった。着任式、始業式、そして入学式。
体調がまだ万全ではないけど、これから少しずつ回復してくる感じではあるから、無理をしないように環境を整える必要がある。

新しい学年は、個別支援級に新しい先生が一人、担任の先生が一人退職した代わりに50代の女性の先生が他学年から、また進路主任が一人と副担として昨年度三年担任だった先生が一人という感じに、新たなメンバーが四名加わってのスタートになった。癖はそれぞれ結構あるけど、根は優しい人ばかりなのは良かった。

少しでも負担を減らそうとまず考えたのは、意外にも職員室の「座席配置」だった。中学生にとっても席替えは最重要とも言えるくらい大事なものらしいけど、大人だってやっぱりそうだ。

学年主任が自由に考えていいものなので、昨年度までは自分のことはあまり考慮に入れなかったけれど、今回は自分が楽なように作らせてもらった。
本来なら主任は真ん中あたりにいるのがいいけれど、私は人が両隣にずっといるというのが地味だけど実はすごくストレスになっていることに昨年度ようやく自分で気がついた。すごく気をつかうのだ。
今回は一番はじっこにさせてもらった。毎日の打ち合わせの時に、私が声を張ればいいだけだし。

また、隣の人も職場で気を許せている50代の女性の担任の先生にさせてもらった。この人は特別支援で二年間ずっと一緒に仕事をしていたので価値観も近いし、話していてとても楽だった。価値観が近いというのは長い時間を過ごすときに、とても大事なことだと思う。
学年の先生はみんな根が優しい人なのはわかっているし、人としては嫌いではないんだけど、仕事中に携帯ゲームをしていたり、目を盗んで隣の森にタバコを吸いに行ったり、ギャンブルの話をしたりするのを近くで見聞きするのは私にとってはとてもとても辛い。しかし、その人にとってそれが、そういう時間が必要そうだから、そういうのをやめてくださいとは絶対に言えない。

なのでそういう先生たちの席は、自分から遠く配置することにした。心理的ストレスはこれだけでかなり軽減される。自分のキャパが狭いことは重々承知しているけど、でもめっちゃ辛いから仕方ない・・。
あとは担任の先生4人が話しやすい座席配置を心がけた。
その他、当然のことだけどあまりできていなかった、仕事分担を適切に行うこと、一人で抱え込まないことに注意しつつ仕事を始めている。

少しでも無理をすると、すぐに体調面に出てしまう。
まるで体に緊急センサーがついているみたいだ。そうなってみてはじめて、自分が体力の許容量をはるかに超えて動きすぎてしまっていたことを知った。
そして周囲の人はそれを理解してくれて、無理をさせないよう最大限にフォローしてくれようとしている。本当にありがたいことだ。(みんな本当にいい人なのに、自分のキャパが狭いことが悔やまれる・・・!)

と同時に、今後のことも考えてしまう。
教員は体力勝負の職業、今の私のような感じで続けていいものなのか・・・てか、こんなので続けていけるのか。

イラストが少しでも生活の糧になればいいなと思って、ストックイラストにも挑戦していて、今のところ審査が通ったいくつかのカットも販売してもらえているけど、それで生活なんてできるとはとても思えないし、絵も販売しているけどそんなの売れないことが前提だし・・・・。
でも、もうもしかしたらそっち方面をもっと頑張るべきなのかな、とも思う。
どう考えても、人生の流れはそっちに来ているような気がする。
一人で家でできるお仕事の方が他の人に迷惑かけないし、いいのではないか。
あと、体のことだけではなくて、私の心が楽なのではないか。

何にせよ、今年度は転換点なんだろうなと思う。






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