なぜフィラー特許事務所は他では聞けない有益情報をこんなにも積極的に発信するのか?
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なぜフィラー特許事務所は他では聞けない有益情報をこんなにも積極的に発信するのか?

 大阪梅田でフィラー特許事務所を経営している弁理士の中川真人です。フィラー特許事務所は2021年8月18日に開業し、翌8月19日12時08分に営業がスタートしたおそらく名実ともに日本で最も新しい特許事務所です。

弁理士試験は3段階

 私はコロナ禍の影響で史上初の延期に延期が繰り返された令和2年度の弁理士試験に合格したのですが、弁理士試験はマークシート方式の短答式筆記試験と呼ばれる一次試験と、記述方式の論文式筆記試験と呼ばれる二次試験と、試験官の質問に口頭で答える口述試験と呼ばれる三次試験から構成されています。
 短答式筆記試験に合格すると論文式筆記試験を受けることができ、論文式筆記試験に合格すると口述試験を受けることができるという仕組みです。短答式筆記試験では毎年15~20%程度の合格率で、論文式筆記試験が毎年20~25%程度の合格率で、口述試験はほぼ合格します。志願者は毎年3000〜4000人程度ですから、4000人→800人(一次通過者)→200人(二次通過者)と減っていき、毎年200〜250人程度の合格者が誕生します。

口述試験での試験官とした約束

 普段から生意気にもたくさんの情報発信をしている私ですが、実は合格に10年を要した業界では「10年選手」と呼ばれるその他大勢の一人です。決して「1年一発合格者!」として受験予備校の表紙を飾るような華々しい経歴の持ち主ではありません。
 口述試験は特許法、意匠法、商標法の3科目からなり、1科目ずつ10分間、東京のとあるホテルの一室を改造した試験室で一人一人呼び出されて試験官二人の前にポツンと置かれた椅子に座らされて行われます。まさに肝試しと呼ぶに相応しいメンタルの勝負戦です。
 私は意匠法の試験で予想より早く全質問が終わり、残りの時間で「総括質問」と呼ばれる試験官との雑談がありました。そこで、私が10年選手であること、きっかけは小泉政権の知財基本法制定時にまで遡ることなどを説明し、私に興味を持ってくれた試験官の先生が「お仕事のご専門はなんですか?」と質問されたので、私が「化学系の素材開発です」と答えると少し残念そうな表情で「でしたら意匠法はあまり使われることはないですよね」と言われたので、私は間髪入れずに

 確かに特許法に比べて化学系の業界では意匠法などを下に見ている雰囲気があるのは事実です。でも製品には必ず形状があり、文章で権利範囲を定める特許権では必ずしも最終製品の流通を特許権でカバーしきれているとは限りません。
 意匠法もイノベーションの観点からの法改正が行われたばかりですし、今後は意匠法をどのように活用するかで私たちのような業界の事業者も差が出てくるのではないかと思っています。

とさっきまでのぎこちない受け答えとは裏腹に熱弁すると、

 本当にその通りなんですよ。いくら法改正をしてもやっぱりそれを活用してくれる人がいなければ意味がありませんから。合格後はそのような情報発信や啓蒙活動に積極的に関わっていくお気持ちはありますか?

と試験官の先生も前のめり気味で答えられたので、

はい。これからの世代の弁理士の使命だと思います。

とこれまた間髪入れずに答えると

ぜひ頑張ってください。

とうまくまとまったところで8分経過のベルが「ち〜ん」となり、

では、意匠法はこれで終わりです。

と科目の終了が宣言され、私は深々と笑みをかかげて「ありがとうございました」とお礼をし、試験室を退室しました。

2021年8月19日 12:07

 以上のやりとりが、私の情報発信の根底にあります。そして、自由に情報発信をするには自分の事務所が必要であると判断し、一般には「負け組」の選択とされる「即独」を決断し、弁理士登録がされる見込み日の8月18日に間に合うように大急ぎで開業用のコンテンツを揃え、日本弁理士会に登録が公示された翌8月19日の12時07分に一斉にコンテンツを「公開」に切り替えました。

 noteでの最初の記事は「【コメダ珈琲】日本では登録されない知的財産をフル活用して急成長」ですが、よく見ていただくと公開日が2021年8月19日 12:07となっています。

 私はこれからも知的財産制度に関する制度活用の啓蒙活動と、それに見合った知的財産戦略のサポートを積極的に行なっていきます。その中には日本ではあまり一般的に言われていない、行われていない方法や考え方も含まれていますが、このような思い切った戦略の立案と提案を躊躇なく行うためには、大きな組織に属して特許事務所の一従業員・一構成員として活動するのでは限界があります。そのためにも、私は退路も絶って特許事務所を開業し、協力者も自分の足で探してサービス体制を整えました。

なんと二度の氷河期に遭遇

 私事ではありますが、私は2003年の学士卒にあたっていて、いわゆる就職氷河期の最底辺年度に大学を卒業したこともあり、最初はその挽回を目的に弁理士試験を志していました。そしていざ弁理士試験に合格すると、なんとコロナ禍真っ只中の面会ゼロ・祝賀会ゼロ・求人ゼロの2021年夏に弁理士デビューを迎えることになったのです。
 これはもう、この前例のない惨禍に立ち向かうために神様がわざとこの年に合格させたとしか思えないタイミングでした。産業界の全てが再構築され始めている今日、フィラー特許事務所は先陣を切ってアフターコロナのニュービジネスを切り開いていきます。

 知的財産制度は、今日のように一人で事業化するには限界があり、みんなで協力して一つの事業を成功させるというビジネスモデルの達成に最も適した制度です。一つの事業を一つの会社が全てまかなうといった方法に限界が出てきている今、ニュービジネスへの転換を目指している経営者の方はぜひフィラー特許事務所までご連絡ください。

 一緒にこの災禍を乗り越え、新しい時代にふさわしい産業を共に作っていきましょう。

一冊の電子書籍にまとめましたのコピーのコピー

弁理士・中川真人
フィラー特許事務所(https://filler.jp

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2021年に誕生した大阪梅田の新しい特許事務所「フィラー特許事務所」を経営している弁理士です。 弁理士は、知的財産権に関する業務を行うための国家資格者で、一般には特許、実用新案、意匠、商標に関する特許庁との手続きの代理を行う専門家です。