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#287 僕がいつもボケるわけ

教師ならもっていたい要素

僕が教師として大事にしているもの。
それは「笑い」です。

「一時間で一回も笑いのない授業をした教師は、ただちに逮捕する。」
伝説の社会科教師、有田和正氏の言葉です。

僕は「笑い」を大事にしています。
それは、全ての教育活動を行う上で、まずは子どもたちと人間関係を大事にしたいからです。授業でも、行事でも、生活指導でも、どの場面でも「笑い」は潤滑油になります。

内容よりも印象

人は「印象」が大事です。というのも、印象は強く相手に残り塗り替えるのには労力がかかります。

きっと、皆さんも経験があると思います。
講習会の講師。
「内容は忘れてしまったけど、あの先生はいい先生だった。」「説得力があった。」「好感がもてた。」
逆に・・・
「言ってることはそうかもしれないけど、なんか納得できないんだよね。」「嫌な感じだった。」「胡散臭い。」

「あなたの言ったことや行ったことなど誰も覚えていません。でも、あなたと接したとき、どんな気持ちになったかは、たいてい覚えているものです。」
社会運動家マヤ・アンジェロウの言葉です。

子どもとの間に「笑い」を

廊下を走っている子を注意するとき、どんな印象を与えていますか?

いきなりどなってしまっては、「怖い」「理不尽」などの印象をもたれてしまいます。
普通に注意したら、印象に残らないでしょう。
笑いをとったら、嫌いにはならないと思います。
T:「何してたの?」
C:「走ってました。」
T:「何を言いたいか分かる?」
C:「廊下は走らない。」
T:「違うよ。腕のふりが甘い!そんなんじゃ、運動会で一位になれないよ。」
きょとんとする子もいますが、これくらいボケてしまいます。

子どもは先生に声をかけられた瞬間に、何が悪くて、どうすべきか分かっています。ただし、ごまかしたり、分かっていない子には、指導します。

僕は、日々、いたるところで「ボケて」います。
だって、その子は、来年、担任する子かもしれませんからね。どうせなら。楽しい印象でスタートしたいですから。

何より、「笑い」「笑顔」が溢れる学校の方が、子どもも先生も楽しいじゃないですか。
 
 

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