チームでゾーンに入ったときの脳活動を見つけたぞ

ヒトがある条件下でものすごく集中できるようになって、普段よりも高いパフォーマンスを発揮できる状態をゾーンと言うんだけれど、アスリートで良い成績を持っている人はこういう状態になることが多いそうな。

この超集中状態が鍛え抜いたアスリートしかいないのかというと、そういうわけでもなくて、ある解決するべき問題に取り組むとき、ギリギリ出来る程度の難易度とコンディションがよいと、ゾーンに入りやすくなると言う。

このゾーンの状態で時間の経過を感じなくなるほどに没頭した状態をフローと呼ばれていて、しあわせの定義の1つともされているそうな。つまりは常にフロー状態でいると、様々なことに惑わずに心地よい人生を送ることが出来るという。なるほど、物質に勝る幸せと言うことか。


豊橋技術科学大エレクトロニクス先端融合研究所の研究チームはカリフォルニア工科大学と東北大学の研究者と協力して、チームフローに関係する脳波とその領域、またチームフローと関係ない一人だけでのソロフロー状態とで比較することに成功。

これはチームフローの心理状態を客観的に研究した世界初の試み。

チームフローとはチームメンバーが強調してゾーンに入り、一丸となって高いパフォーマンスを発揮する状態。チームスポーツや仕事のプロジェクトチームなどにこういう心理的現象を経験するという。

チームフローの状態では中側頭皮質でベータ波とガンマ波が増加していることが判明。そして、通常のチームワークと比べて、脳活動がより強く同期しているとわかった。

よいチームを作るためには真剣でありながらも、よい結果が出せる見込みが見えてくるのが常套だと考える。いいチームだと客観的に科学的に観測することが出来れば、様々な分野で高いパフォーマンスを意図的に構築することも可能になるだろう。

そのまえに、いかにしてゾーンに入るかなんだな。ソロでやるよりはチームの方がゾーンに入りやすかったりするのかな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?