鼻呼吸でスマホを操作しちゃうぞ

手が塞がっているときにスマホやタブレットを操作できたら、ちょっと便利かな。いまはウェイクアップワードを声にすれば、検索くらいは出来るんだけれど。

手が使えないときに、別の部分で代替するアイディアは昔からあるんだろうけれど、今はちょっと次元が違ってきているような。歯にセンサーをつけて、さらに複雑な操作を実現できるようになった。

テクノロジーの進化によって、動けなくなった人が意思を伝達するための手段を作ることが出来た。視線をトレースしたり、脳神経からのパルスからセンサーで拾って、マニピュレータを動かすなど。


立命館大学村尾研究室と科学技術振興機構「さきがけ」の研究チームが開発したデバイスは鼻呼吸でスマートフォンが操作できる。

メガネの鼻当て部分に圧電素子をつけて、鼻呼吸のジェスチャーを認識する。鼻から出る空気を感じるのでは無く、鼻呼吸で発生した振動からパターンを識別する。多分、鼻が詰まっても出来るかも。

普通の鼻呼吸と意識して行ったジェスチャー用の呼吸を識別するために呼吸のデータを取って、ある閾値を超えていれば、ジェスチャーと判断するようにしているとのこと。

実験では8種類の呼吸ジェスチャーを認識できた。8種類あれば、そこそこのことは出来そう。視線トレースと一緒に使えれば、もっと多様な操作ができるかもね。

鼻呼吸ジェスチャーが出来るなら、VRヘッドマウントディスプレイでもこの機能が加えられることが出来るね。もしかしたら、左手デバイスより案外使い出があるかもしれないな。



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