この宇宙はプラズマでできている vol.025
執筆:ラボラトリオ研究員 杉山 彰
4.2.星の内部構造は、タマネギ構造であり、入れ子構造である
星の内部で起こる元素合成、つまり燃焼としての元素合成は「鉄(Fe)ができれば、それで終わり」なのです。理由は、鉄の原子核(陽子26個・中性子30個・電子26個)がもっとも結合が強く、それ以上の大きな原子核になると、陽子が増えて電気的な反発力が強くなるため、かえって結合が弱くなり、結合しても周囲からエネルギーを奪うことになるからです。
このあたりのくだりは専門的すぎて説明が難しいので、単純に、燃焼としての元素合成は、水素で始まって鉄で終わる。星の内部構造にマグマとして鉄が存在するのは、このタマネギ構造に理由(わけ)があった、と理解いただければと思います。私たち地球に棲む人類とって、「水の文化」で始まって「鉄の文化」で終わるという象徴的な事象でもあるといえます。
4.3.銀河や太陽系の誕生のきっかけは重い星の爆発(超新星爆発)だった
前述の、太陽よりも8倍以上も重い星は、誕生してからおよそ1億年で最後を迎えるといわれています、最後には、元の大きさの数1000倍もの巨大な赤い星となり爆発する。これが、超新星爆発です。超新星爆発が起きると、そこから無数の星の破片が集団となって勢いよく宇宙空間に拡がっていきます。衝撃波が起こります。衝撃波は、宇宙空間を伝わりながら、それ以前の超新星爆発によってできていた星間雲(塵やガスの塊)にぶつかって圧縮させ、それらを含む多くの物質が集まり、さらに密度の高い星間雲が誕生します。
宇宙空間には、水素やヘリウムからなる星間ガス、そして星間ダストが存在します。星間ダストとは、超新星爆発などにより宇宙に散らばった固形の粒で宇宙塵、星間塵ともいわれています。これらのガスとダストをまとめて星間物質と呼び、これらがとくに濃密な領域が星の誕生する場所、星間雲なのです。
私たちの太陽もそこから生まれた星の一つだったのです。超新星爆発の残骸が集まって生まれたといえます。そして、その太陽の惑星の一つとして、私たちの地球が誕生したのです。
4.4.プラズマ宇宙から地球誕生までのパノラマ図
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【杉山 彰(すぎやま あきら)プロフィール】
◎立命館大学 産業社会学部卒
1974年、(株)タイムにコピーライターとして入社。
以後(株)タイムに10年間勤務した後、杉山彰事務所を主宰。
1990年、株式会社 JCN研究所を設立
1993年、株式会社CSK関連会社
日本レジホンシステムズ(ナレッジモデリング株式会社の前身)と
マーケティング顧問契約を締結
※この時期に、七沢先生との知遇を得て、現在に至る。
1995年、松下電器産業(株)開発本部・映像音響情報研究所の
コンセプトメーカーとして顧問契約(技術支援業務契約)を締結。
2010年、株式会社 JCN研究所を休眠、現在に至る。
◎〈作成論文&レポート〉
・「マトリックス・マネージメント」
・「オープンマインド・ヒューマン・ネットワーキング」
・「コンピュータの中の日本語」
・「新・遺伝的アルゴリズム論」
・「知識社会におけるヒューマンネットワーキング経営の在り方」
・「人間と夢」 等
◎〈開発システム〉
・コンピュータにおける日本語処理機能としての
カナ漢字置換装置・JCN〈愛(ai)〉
・置換アルゴリズムの応用システム「TAO/TIME認証システム」
・TAO時計装置
◎〈出願特許〉
・「カナ漢字自動置換システム」
・「新・遺伝的アルゴリズムによる、漢字混じり文章生成装置」
・「アナログ計時とディジタル計時と絶対時間を同時共時に
計測表示できるTAO時計装置」
・「音符システムを活用した、新・中間言語アルゴリズム」
・「時間軸をキーデータとする、システム辞書の生成方法」
・「利用履歴データをID化した、新・ファイル管理システム」等
◎〈取得特許〉
「TAO時計装置」(米国特許)、
「TAO・TIME認証システム」(国際特許) 等
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