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南インド パンチャカルマ体験 2

念願だったアーユルヴェーダのパンチャカルマ体験記(20日間)

ドクターのコンサルテーション

到着翌日は事務手続きからのコロナの検査とか、体重、血圧測定など。
事前に自分の体の状況はメールしてあるので、その確認など。
実はそんなに重篤な病は無いのですが、60代にもなると体のあちこちの関節に痛みがあったりします。目は白内障気味だし、耳は耳鳴りがします。

優しい女性ドクターは事前にメールしておいた症状を丁寧に再確認してくれました。その問診の結果で次の日からのアーユルヴェーダのトリートメントと投薬(1日5-6回)の種類が決まります。

さて準備万端だったのですが、風邪をひいてしまったので私は抑えめのメニューとなりました。

お部屋紹介
SDJ Ayurvedalaya は中庭を囲むお部屋とコテージの2種類。私達は2ベッドルーム2トイレットのコテージにしました。滞在が長いのでプライベートも大事ですよね。清潔でシンプル、居心地良かったです。

コテージ外観、道が凸凹(笑)昭和の日本こんなでしたね。
内側:左からリビング、ダイニング、個室、トイレ

ちなみに部屋のシャワーは一度も使っていません。なぜなら、トリートメントの後に体も頭もアーユルヴェーダの薬草の粉(ボディー用、ヘッド用ある)を水に解いたものでセラピストに洗ってもらえるからです。「昔の王侯貴族か!」と思える体験です。

ちょっとシャビー!? なんて思った皆さん!

アーユルヴェーダに何を求めているかによって、意見んが分かれるかもしれません。リゾートの様な施設で花びらが浮いてるバスタブに使って、、、それも一つの選択肢です。

今回は中身重視なんです。

まず環境:ここは自然の中にあるので、野生の鹿、孔雀、りす、様々な小鳥、飼っている牛、山羊など毎日すぐ側で見れます。まるで動物園!
時にはゾウさんも来るんだとか。

メスの孔雀、オスの孔雀、着飾った牛さん、山羊さんたちが間近に

そして祈りと共にあること

毎週木曜日はバジャン、毎日夕方ヴィシュヌサハッスラナーマを唱え、もちろんトリートメントの前はダンヴァンタリ(アーユルヴェーダの神様)のマントラを唱えます。

バジャンホール、トリートメントルームのダンヴァンタリ様、マントラ

世界と自分が調和していないと、心と体に影響が出てしまいます。体の歪みが関節痛に、心の不調が胃腸などに、生活の中で少しづつ溜まったものが免疫力を損ねて病気になったりするのではないか?なんて思っています。

いくら生活習慣や食事を整えても、自分の力の及ばないこともあります。
そんな時には祈りが大事だと、ドクターもおっしゃっていました。納得。


ダンヴァンタリマントラをご紹介

श्री न्वन्तरि मन्त्र 


नमामि धन्वन्तरिमादिदेवं सुरासुरैर्वन्दितपादपद्मम्‌ ।
लोके जरारुग्भयमृत्युनाशनं धातारमीशं विविधौषधीनाम्‌ ॥ 

oṃ
namāmi dhanvantarimādidevaṃ surāsurairvanditapādapadmam‌ |
loke jarārugbhayamṛtyunāśaṃ dhātāramīśaṃ vividhauṣadhīnām‌ ||

神々の中でも1番の存在でありその蓮華のみ足がデーヴァー(देव, deva)やデーモン(アスラ असुर asura)たちに崇められている ダンヴァンタリ神(धन्वन्तरि dhanvantari)にひれ伏せば、様々な薬草を与えてくれます。

このページを読んでくださった皆さんが健康で幸せであります様に。


次回は食事は食事についてです。
(なかなか治療についてに行き着けない、、、)

つづく

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