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人生を作るお弁当箱。

「ぜんぜんかわいくないね」
幼稚園に通う年少のころ、オケクラフトの曲げわっぱでお弁当を持って行っていた長男がクラスの女の子にこう言われたと帰ってきました。
けれど何ともケロリとしていて、全然気にしていない様子。ただそう言っていたということを、たくさんしてくれる1日の報告の中のひとつとして話していたようです。親心としては「そうだよな~みんなイラストとかついてるのなんだろうな~」と何だか気の毒になってしまって。ある時輸入雑貨を扱うお店で見つけた、フランス作家さんのイラストが描かれた青いプラスティックのお弁当箱を買って帰りました。曲げわっぱが最高って思ってるけど、私のこだわりを押し付けるのもなんだし、選べてもいいよなと思って。長男は喜んだし、何度かそれに入れて持って行ったけれど・・軽くて開閉もらくちんでごはんがおいしいと感じる曲げわっぱを好み、その後もずーーーっと、オケクラフトのお弁当箱を持って幼稚園に通ったのでした。小学校がお弁当なので、5年生の今ももちろんオケクラフト。次男も夫もみーんなオケクラフトのお弁当箱を毎日持って出かけています。私は来る日も来る日も「おいしく食べられますように」とだけ思ってお弁当を詰めているわけです。詰めているのはいたって地味弁だけど、家族がお弁当を残して帰宅した日はなく、空っぽのお弁当箱を見るとやっぱり嬉しい気持ちになるんです。昔懐かしいアルミのお弁当箱とか、密着度の高い2段式のステンレスのお弁当箱とか、他にも色々と持っているし使用するのですが、出番の多さは断トツにオケクラフト。何度も言いますけど、軽くてごはんが美味しそうに見える上に、つけ置き洗いができちゃうくらい扱いやすくて丈夫。もうお弁当箱は、オケクラフトだけでいいんじゃないかとすら思っています。絶対に意識はしていないと思うけど、3歳ですでに物の良さを体感として得ていたであろう長男。これは彼のその後のもの選びにも繋がっていて「ごちゃごちゃしたデザインのものは嫌い」「シンプルで堅実な作りのものが良い」みたいな性質に結び付いているように思います。身体を作る日々のご飯。それをいつも運ぶお弁当箱は人生の土台?なんだか壮大な話にしちゃったような、実際本当にそう思ってるような・・・。

長いこと欠品となっていたお弁当箱、少量ですが入荷しています。こちらは小判型で、だ円曲げわっぱも4月終わりころに入荷予定。

左は小判型。右は豆曲げわっぱ。豆曲げわっぱにはコロコロに丸めたおにぎり詰めて良く出かけました。クッキーなどのおやつを詰めてバックに入れておけば、急に「お腹すいた!」と言い出す小さなお子さんとのお出かけも安心ですね。

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