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地球環境の改善にも貢献。parkERsのサステナブルな「TOPPING」とは?

「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに、緑の少ない都市に豊かな時間をつくる空間デザインブランドparkERs

わたしたちは、ただ心地よいだけではなく、地球環境に配慮したデザインや室内緑化の技術革新など、持続可能な社会の実現につながるような仕組みづくりに取り組んでいます。

parkERsのプランツコーディネートチームは、植栽コーディネートをした後、料理の仕上げのように、材、油、精油、布などの植物の要素を空間に「TOPPING」することでわたしたちらしいオリジナリティや専門性を高めています。

自社オフィスを飛び出して、商業施設やオフィス空間で取り入れさせていただいている、parkERsこだわりのサステナブルな「TOPPING」素材についてご紹介いたします。

間伐材のウッドチップ

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オフィス空間や、植栽のマルチング(植物を植えた土の表面を覆うこと。美観を保ち、雑草の増殖や土壌の水分蒸発、病害虫の発生を防ぎます)として使用されている間伐材のウッドチップ。

踏むとザクザクとした音が小気味よく、リラックスした気分になったり、自由な発想でアイデアが生まれたり…と人気。

parkERsが使用するこのウッドチップは東京都檜原村の森のもの。東京チェンソーズさんよりご提供いただいた、スギやヒノキのチップです。

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檜原村の森

「間伐」とは、森を生長させるために木を間引くこと。ここで発生した材を「間伐材」と言います。この本来であれば使われない資源を有効活用することは、日本の森を育てていくことにつながる、アップサイクルな取り組みです。

また、東京都の森である檜原村の素材を積極的に使うことで、森との地続きのつながりを東京で感じることができることも、こだわりのポイント。チップだけでなく、間伐材のスツールや枝葉もデザインで使用させていただいています。

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間伐材の枝葉

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間伐材のスツール

伊豆大島の溶岩石

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東京都伊豆大島で出来た、貴重な天然素材の溶岩石。
多孔質で微生物が住みやすいため、汚染された河川や池の水質改善などに用いられています。

伊豆大島では、必要不可欠な道路など人の生活圏を拓く中で出てしまう溶岩石の使われ方が悩まれてきました。大島の自然を守りながら土木工事を請け負ってきた村松興業のご協力のもと、溶岩石を有効活用し、都市の環境改善へとつなげています。

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マルチングや、水景什器のアクセントに

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時には、天然素材のプランターとして

千葉県産の竹炭

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多孔質で水や空気を通しやすく、通気性や排水性、保水性を向上させる竹炭は、屋内外を問わず活用できる、多用途で機能的な環境資材です。

千葉県長生郡で竹林整備に携わっているバンブーワークスさんのご協力のもと、parkERsのデザインでマルチングや、竹材にまつわる工芸品の製作、parkERsオリジナルの土parkERs soilの原料としても使用しています。

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竹林が放置されることで、周囲の森林に侵入し地すべり等を引き起こしやすい危険な森林を増やしたり、土地由来植生を破壊してしまう被害が、近年日本で問題となっています。竹を有効活用することは、この放置竹林の被害から日本の森を守ることにつながります。

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竹から竹炭を作る様子

parkERs soil

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parkERsが植物を植える際に使用しているオリジナルの土「parkERs soil」。こちらは地球を掘削しない、地球に優しいアップサイクルな土として、この度2020 年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。

水はけが良く保水性もあり、植物がよく育つこの土は、parkERsの空間づくりに欠かせない存在です。原料にコーヒーの豆かすなど 現在使われていないものを使用し、新たに地球を掘削しないため、環境に負担をかけないエコな土。

原材料に竹炭を使うことで、「parkERs soil」で植物を植えれば植えるほど、都市が豊かになり、さらに日本の森や里山が元気になるという仕組みも構築しています。

詳しくはこちらの記事から。

TOPPING事例:有楽町マルイ・新宿マルイ 本館

この度、大型商業施設マルイの新宿 本館と有楽町店に、このサステナブルなTOPPING素材を使用させていただきました。

▼有楽町店

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▼新宿 本館

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有楽町店では各階のエスカレータの横の植栽、新宿 本館では女性用化粧室の中などを中心に、各所のコーディネートを手がけさせていただきました。

木や岩など、公園を感じさせる要素がワンポイント入ることで、イメージもぐっと変わります。どなたでもご覧いただけますので、ぜひお近くにいらした際はお立ち寄りください。

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今後もparkERsは、ここちよい空間をデザインすることで地球環境の改善にも貢献し、サステナブルな社会をつくっていく取り組みを進めてまいります。今後のデザインにもご期待ください!

parkERsのこれまでのデザインはこちらから。