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EVERYTHING FLOWS #29 by illustrator はるやまひろし

—— ポケットにはいつもユーモアやくだらななさが忍ばせてあって、それがペンにも傘にもなる。


絵を描くことを音楽で言う『レコーディング』と称するイラストレーター・はるやまひろしによる、日々のドローイングイラストの記録(REC)を毎週紹介していきます。ライブハウスに貼りだされているチラシのようなイメージで、音楽やバンド、あらゆるサウンドからインスパイアされた、妄想爆発のアートワークが日々描かれていきます。音楽への愛が溢れるテキストと合わせてお楽しみください。


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2021.11.10(WED)
ARTIST -
『bjons』
『三輪二郎』
『Eupholks』
『LIGHTERS』
『笹倉慎介』

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bjons

bjons の音楽では R&B、フォークロック、AOR 等がトロトロに溶け合った心地よい音楽を聞かせてくれる。その音楽をトロトロにしている熱は何だろうと考えた時、それは歌詞と歌なのかなと思う。

歌詞の構造が不思議で面白い。大まじめに向き合おうとすると煙に巻かれる。ふざけているのかと思えば社会という世界が透けて見えて。メルヘンじゃない。現世に生きているんだよ。音楽はいつでも手許にある。

ポケットにはいつもユーモアやくだらななさが忍ばせてあって、それがペンにも傘にもなる。


bjons - そりっそわ



三輪二郎

三輪二郎のギターいいなあ。
かき鳴らされる力強いアコースティックギター。
ビリビリにしびれる。
歌も迫力あるなあ。
ヘイ、ミスタータンブリンマン!
ディランとお揃いの水玉シャツ、とっても似合ってる。



三輪二郎 - 出不精のバラッド

ジョンとヨーコならぬ

ジローとヤスコのダブルファンタジー。
危なかしくって素晴らしい。

三輪二郎 duet with 大森靖子 - ダブルファンタジー



Eupholks

外はは雨のビートが降っていても、家のメロディは暖かい。

曇り空のグレー。絵を描いたならカラフルな色が映えるんだ。

Eupholks の世界はどこか捻れている。けど、それが心地いいんだよね。重なりあうコーラス、やさしいビートがながれている世界。

自由な精神による音楽探求の先に何か待っていそうな感じにワクワクする。

Eupholks - Flamboyant



Eupholks - House!



LIGHTERS

以前、当連載の EVERYTHING FLOWS #7 のドライブ特集でドローイングポスターを描いた LIGHTERS。ミニアルバムの発表を重ねて今年の夏、1st フルアルバムを発表した。

アルバムを聴いてみると、デビューアルバムらしいフレッシュさは有りながら、充実してる。

前々から少しずつ顔を出していたオルタナティブロック&ギターが、どん!と顔を出していたり、特に良かったのはなかなか他にいない独特な柔らかさをもったヴォーカルが曲を掴んでいること。

Lighters が Lighters のチャームを活かしている。



LIGHTERS - black moon



笹倉慎介

時々、振り返るように、笹倉慎介の作品を観たり聴きたくなる時がある。そこには彼が作り出す穏やかな音や空間が存在するから。

音の粒が見えるようでもあるし、音が空気の流れに乗ってるようでもあるんだよね。



笹倉慎介 クランベリーの庭



OLD DAYS TAILOR - 晴耕雨読


『EVERYTHING FLOWS』のイラストをオリジナルTシャツに!

はるやまひろし
静岡県生まれ、千葉県育ち。
好きな音楽のアートワークとTシャツに憧れてイラストレーターの活動をはじめる。シンガーソングライター気分で絵を日々レコーディング中。
https://www.instagram.com/hiroshi_haruyama

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