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バイトの思い出 〜塾のチューター編②〜

大学1年の春、塾のチューターとしての仕事が始まりました。

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塾チューターの仕事といっても、いきなり高校生にアドバイスする役割が与えられるわけではありません。私が最初にしていたことと言えば…

・書類のコピー
・書類の整理
・資料へのコメント

などなど、生徒の関わりがないいわゆる雑務ばかりでした。

これがアルバイトなんだと思い、コツコツこなして、仕事に慣れてくると、学生アドバイザーとしての仕事も少しずつ増えてきました。

・生徒の抱える悩みや課題をヒアリング
・目標から逆算した学習計画設計
・オリジナルの小テストを作ってサポート

生徒の学習をサポートする立場として、生徒の意向を尊重した仕事をしていました。分からないことを教えて解決するというよりも、もっと感情面でのサポートを、生徒が喜んでいるときに一緒に喜び、生徒が悲しんでいるときには一緒に悲しみ、一緒に目標に向かって行動する感覚で仕事をしていました。

こういう仕事は向いていたのでしょう。生徒の面談はどれもやりがいあるものでした。

でも、それでも、時間は余ります。

生徒の面談は1日に2回ほど。空いた時間は社員の雑務を手伝ったり、毎月の生徒向けメッセージを書いたりしました。それでも次第に時間を持て余す日々が増えてきました。

「この余った時間、何とかしたい!」

課題は学習アドバイザーを利用する生徒が少ないことだと考えました。そこで上司に「集客を目的とした新規イベント」を提案してみました。その日中に「提案書の作り方」をググって、フォーマットに沿って概要・目的・予算などをA4の紙1枚にまとめて上司の机に提出しました。

後日出社していつものように連絡ボックスを見ると1枚の紙が入っています。開くと…

「ぱりかん君、非常に良い提案だ。ぜひ、やってみてください。」

震えるくらい嬉しかった。

自分で行動した結果として新しいイベントができることが嬉しかった。

早速行動し始めます。
バイト仲間向けに協力を依頼したり、生徒向けのパンフレットのデザインを作ったり、集客用のポスターを作りました。

また塾のレイアウトも変更しました。予約の面談表が塾の奥の方にあったのを入口近くに配置しました。細かいですが、入口奥だと部屋に入ることに抵抗ある生徒をカバーしきれないと考えたのです。

こうして行ったイベントですが、結果は…


微妙でした。

ちらほら来てくれる生徒はいたのですが、期待しているほどではありません。

ただ、この経験から「自分で考えて行動することは楽しい」と知ったぱりかんでした。

つづく

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