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転職の思考法③ 伸びる市場からベストな企業を決める方法

前回のnoteでは、伸びる市場を見つける方法について書きました。でも、伸びる市場の中といっても企業は無数に存在します。どの企業を選べば良いのでしょうか?

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□伸びる市場の中からベストを決める方法

転職サイトをみると世の中には無数の求人情報があります。
見ているだけで1日が潰れてしまうほどです。結局分からなくなり、転職アドバイザーに話を聞き、言われるがままに受けてみるという人が多いのではないでしょうか。

しかし、それは何も考えずに受けるのと違いありません。

重要なのは、先に論点を明確にすることです。

もちろん会社の選び方は人によって異なります。ただし、多く人は以下の3つで判断するのが良いでしょう。

①マーケットバリュー
②働きやすさ
③活躍の可能性

つまり、①伸びる市場の中で、②働きやすい、③活躍できそう、と思える企業を選ぶべきです。

ただし注意が必要で、①『マーケットバリューの高さ』と②『働きやすさ』は同時に手に入らないことがほとんどです。成長し続けているベンチャー企業などは、大量の仕事に追われ、働きやすさはまだ担保されていないからです。しかし成長し続ける中で長期的には一致します。

つまり、①『マーケットバリュー』を求めるなら、短期的な②『働きやすさ』を捨てる覚悟が必要です。

【ぱりかんのメモ】
技術資産と人的資産が十分でない私の場合、①『マーケットバリュー』が高い企業はもちろんのこと、③『活躍の可能性』に注目したい。

面接の場では、企業にその判断基準を満たしているのかという視点で考えていくのが効果的です。

例えば、③『活躍の可能性』を判断したいと思ったら、具体的に次の3つの質問を聞くのが良いでしょう。

1.「どんな人物を求めていて、どんな活躍を期待していますか?」
2.「今一番社内で活躍し、評価されている人はどんな人物でしょうか? またなぜ活躍しているのでしょうか?」
3.「自分と同じように中途で入った人物で、今活躍している人はどんな部署を経て、どんな業務を担当していますか?」

これらの質問をした上で、自分が会社で活躍できるイメージを持てたら大丈夫ですが、逆に持てなければ活躍できる可能性は低く、転職後に苦しむ可能性は高いでしょう。

【ぱりかんのメモ】
マーケットバリューの高い企業を見つけたら、そこで自分が『活躍の可能性』があるかどうか確かめる質問をする。


□良いベンチャーの見極め方

伸びる市場に転職しようと思った時、ベンチャー企業が候補に上がることがあります。良いベンチャーと悪いベンチャーを見極めるには3つのポイントがあります。

①競合はどこか?そして競合「も」伸びているか?
②現場のメンバーは優秀か?ベンチャーの経営陣は優秀であるのが当たり前だが、他も優秀なのか?
③同業他社からの評判は悪くないのか?

それぞれ具体的に説明します。

①伸びている市場には、成長を追い風にしたいベンチャーが複数参入してきます。マーケット全体が伸びている場合、各社の成長と同じレベルで市場が成長を遂げるためです。一方、成熟した市場では必ず競合とのシェアの奪い合いになります。

②面接担当社員に聞いても「優秀だ」と答えるのは当然なので、「現場のメンバー」との面談をお願いして確認するのがベストです。面談できた場合、逆質問を積極的に行い、その質問に現場のメンバーが的確に答えられれば良い。反対に的確に答えられなければ経営陣は優秀だが、現場はダメである可能性が高いです。

③具体的には、業界に詳しい人から転職先の評判を聞くことです。転職する際には会社の財務状況を確認することは当たり前ですが、最近は財務状況が必ずしも役立たないケースもあります。だから理想は業界に詳しい人に聞くこと、それが難しければネットの口コミを使う。ネットの口コミの場合は基本的にネガティブな印象が多いため、必ず他社と比較しながら使うべきです。

【ぱりかんのメモ】
ベンチャー企業の価値を見極めるためには上記3つのポイントを押さえておく。

□まとめると

伸びる市場からベストな企業を見つけるためには、先に何をもって絞るのかという論点を明確にすることが重要です。

もちろん人によりますが、①マーケットバリュー、②働きやすさ、③活躍の可能性が一般的には良いでしょう。

企業を見るときはこれらの判断基準を持って考えると良いかもしれません。


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