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店舗数はコンビニの4.5倍!「ヘアサロン」業界の生き残りアイデア3選

日本全体にヘアサロンは約247,000店。

コンビニの数は約58,000店ですから、ヘアサロンはコンビニよりも約4.5倍も多いことになります。十分飽和状態のヘアサロンですが、今でも右肩上がりに増加の一途を辿っています。

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▼▼▼なぜここまでヘアサロンは店数を増やしているのでしょうか。
理由は、ヘアサロン業界全体に蔓延する低賃金問題。下積み期間が長く、平均年収約300万円と言われるヘアサロン業界、労働者は独立して自分の店を持つことでしか、まともな給料を手にすることができません。しかし、増えれば増えるほど競争が激しくなるのもまた事実。1,000円カットの急増も相まって、新店舗が増えるのと同じように廃業に追い込まれる店舗も後を絶ちません。

しかし、そんな競争が激しい業界だからこそ、新しいアイデアが次々と生まれています。3つ紹介します。

①ヘアサロン×サブスクリプション
ヘアサロンでシャンプー&ブローをしてもらうのは快感という人は多いはず。そんなサービスをサブスク形式で利用できるアプリがあります。「MEZON」です。「MEZON」では、月額1万6千円を払えば、全国500以上の美容室でいつでもシャンプー&ブローを体験することができます。顧客にとってはいつでも良質なサービスを受けられるというメリットがあり、美容室にとっては自分の店を宣伝できるという双方に魅力のあるサービスです。最近はデートアプリ「DINE」とコラボレーションして、デート直前に髪を綺麗にするなんて宣伝もしています。

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②ヘアサロン×飲食店
あるベテラン美容師は週3日髪を切り、週3日は料理を提供しています。美容師と料理人という二刀流のフライパン美容師を生み出すことで、全国6店舗まで広がりつつある「トン・ガリアーノ」というイタリア料理店があります。

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実はヘアサロンと飲食店は親和性が高いもの。美容院に来てくれる固定客は美容師との関係は強い。そんな人が料理人として料理を提供していると知れば、固定客は料理店に来てくれます。また、料理店きっかけに美容院をアピールできます。新規客を開拓するのが難しい美容院だからこそ、こうしたきっかけづくりが重要なのです。

③ヘアサロン×ファッション
ヘアサロンは、「かっこよくオシャレになりたい」顧客の欲求を満たす場所です。そんな顧客に髪を切るだけでなく、ファッションも含めて丸ごとサービス提供するヘアサロンがあります。大阪にある理容室「DEAR BARBAR」です。

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ターゲットは30代以上の「かっこよくなりたい男性」。ビシッと決めたスーツを着た理容師が髪型、メガネ、オーダーメイドスーツ、大人の男性が必要とする要素全てを提供しています。

▼▼▼最後に
激しい競争は新たな価値を生む。真っ赤なレッドオーシャンであるヘアサロン業界だからこそ、新しいアイデアが生まれるのでしょうね。

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