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小杉湯に行ってきた話

先日初めて大喜利のライブに呼んでいただいた。
一概にお笑いライブと言っても色々あって、ネタだけやるいわゆるお笑いライブもあれば、企画ばっかりやるライブもあるし、大喜利だけずーっとやるライブもある。
初めて会う方も何人かいる中、温かいお客様に恵まれ、勝ち抜け大喜利で見事最後まで抜けられずに終了。「一番だめ」に認定された。前半は全くそんな感じじゃなかったのに!


町中華で夕飯を食べながらクイズ大会をして
半数で高円寺まで歩いて帰ることに。

駅に着くとピュート竹内さんが
「帰りたくないなぁ。」
という。
「だと思ったよ。」
「竹内いたら帰らないと思ってた。」
と、吉本勢が当たり前のように受け入れる。
思えばバガリアの辻さんがいてしっかり帰ったことあんまないな。前も誰かの家泊まった気がする。

そうして何をするかも決まってないまま帰宅しなことだけが決まり、駅から出る。

「公園とか?」
「あー。」
「カラオケ?」
「あー。」
「・・・風呂・・・は?」

とオルビアの山中さんが発案。

「風呂!!??」

辻さんが目を輝かせる。

「たしかあっちの方に銭湯あったよね。」
「風呂!!??」

はまってる辻さん。

「高円寺は小杉湯っていう有名なとこありますよ。」
「風呂ありだな!!??」

辻さんの決定で小杉湯へ。

念願の小杉湯にこのタイミングで行くとは思いもしなかった。
ある意味プレミアな回だ。

小杉湯に着く。

うおおお。
塩谷さん関連で何度もみた「小杉湯」の白くて四角い麻雀杯みたいな看板。これこれ。
でっかい宮造り。これこれ。
木の細かい柱。さすが大御所。
こういう入口珍しいのでは。
普通宮造りだったら中央から入るもんね。


入るとすでに混雑。
すでにっていうか、この時間でも、なの。
終電時間よ。

中もきれいな木造。
でた。
最近きれいな木造しか行ってない。
最高しかめぐってない。

フロントで、先輩におごっていただき、脱衣所へ。
おごってもらって入る風呂っていうのはなんか、いいよなぁ。師弟関係感あって。

脱衣所。

混んでる!!!
ロッカーが全然空いてない!!
すごい!!
活気ある銭湯!!うれしい!
ていうか、アメニティ多い!!
情熱大陸で見たやつだ!
そのうえところせましとロッカーにもこだわりポイントとかおすすめの入り方とかがペタペタ貼られてて、一秒も飽きない。
化粧水も乳液もおいてる。
もうスーパー銭湯じゃないの。
折り上げ格天井ね、しっかり。ぬかりない。

浴室へ。
混んでる!!!活気ある銭湯!!最高!!!
そんですっごいきれい。
入って目の前にばーっとカラン。
奥には左からジェットバス、あつい湯、ミルク風呂、で手前に折れて来て水風呂。
奥の二つのお湯は激あつ。銭湯レベル。これに入らないと始まらない温度でもある。
みんなで来たら多少だべりたくなってしまい、思わずミルク風呂でだらつく。

私は最近すっかり水風呂を好きになったので
ミルク風呂→激熱→水風呂
で、五人のリズムを無視して回る。たとえ先輩だろうと風呂は楽しませてもらいます、すいません。
サウナがないのに水風呂はあるっていうのは、ものすごく良心的。交互浴の聖地とはよく言ったもんで。
銭湯は昔から江戸っ子がさっと入ってさっと出るを粋としてたから、長く入らせる工夫っていうのがないはずなんだよなぁ。そこに水風呂を入れちゃうっていうのはまさしく現代っぽくてよい。文化的にも素敵。
水風呂のとこにも交互浴のおすすめ体験方法が貼られている。とことんだ。
よく見たら各お風呂の説明書きも全部手作りのPOP。塩谷さんテイスト。

要するにこだわりなんだよなぁ。
ただ入るだけと温まり方が違うわけ。
こんだけ楽しんでもらいたいよぉっていう表れでしかないじゃん。

知らぬ間にカメオさんがあひる隊長と水風呂に入ってた。ポスターにしたい。

あがる。

あがってからの充実もえぐい。
もうさっき脱衣所に入った時点で触れたけど。
化粧水も乳液も全部あるから。
あ、一番よかったのは、リセッシュ的なやつ!!!
洋服にかけて臭いを抑える脱臭系のミスト!!!これめちゃくちゃありがたい!!!たまたま着替えなしで来てしまった時とか。夏なんて汗かいてるし。この発想はなかった。

フロントへ。

休憩スペースも完備。
出て目の前にみんなが飲めるうまい水があるでやんの。
一軒だけ、江戸川区だったと思うけど、ウォーターサーバー的なのを置いてる銭湯は見たけど、水だけでこだわってきて、フリーで飲めるのはやっぱりいい。
そんでもちろんコーヒー牛乳をはじめとするドリンクも充実してるし、休憩スペースは壁も呼吸できないくらい絵やら本やらがしきつめられてる。あぁー3時間くらいいれたなぁ。
いっぱいドリンクあるとついつい缶の炭酸を選んじゃう。コーヒーにはいつでも戻れる安心があるからね。

せっかくの小杉湯だけども、せっかくの先輩たちだし、夜を楽しみに退店。
出口間際で辻さんがくつの鍵なくしたり靴下どっかやったりでごちゃっとしたけど、愛想よく対応してくれた。ご迷惑おかけしました。


公演で竹内さんのパルクールを見て
まねきねこでだらっとなんでもない話をしまくって
朝にさくっと解散。
優しいオール。
風呂にも入ってるし。



結構経ってからこう、改めてレポ―ト書いてるけど
やっぱりもう一回時間かけて楽しみたいな小杉湯さん。
安いから何回でも行けちゃうのも銭湯の魅力なんだよなぁ。
 
いつか全員売れてサイン書きにもう一回行こうかな。


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