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【生徒更新】長文を解くには4人の登場人物を意識する

今回の内容は2019/12/2の振り返りになっています。何故振り返りをするのか等は過去のブログ(下記記事)に書いてありますので、そちらを参照していただけると幸いです。


下記記事は昨日の記事になります。

国語や英語などの長文は問題作成者と著者、標準的な思考をする人、受験者の4人がいる。


前回のブログにの続きになりますが、浅見さんから、センターでは特に、【問題作成者、著者、一般人、受験生の4人が意識されており、それぞれの考えをいかに正確に掴むかということが重要だ】ということを教わりました。

一体どういうことなのかというと、そもそも長文問題はある文章を借りて、問題を作ります。つまり、作者の考えが必ずしも問題の答えにはなっておらず、問題作成者が特に重要だと思った所を傍線などで引き、問題にしています。なので、【その文を書いた著者の主張と問題作成者の意図が異なる場合がある】ということです。

あからさまにその文章と違う、選択肢を答には出来ないが、その問題自体、作者の主張ではないこともあるので、【著者の主張】と【問題の主張】という二つの主張をしっかり区別していかなければなりません。そうしないと、センターの場合、私は問題と問題文を交互に回しているので、その二つの主張がごちゃごちゃになる可能性があります。


次に【問題作成者】と【一般的な思考を持っている人】の相関関係についてですが、先ほども書いたように、【問題作成者】はかなり自由度が高くなっています。それは、著者の主張とある程度同じ方向性であれば(本文から読み解けることであれば)、どれでも答にすることが可能であるからです。

しかし、それでは【試験】として成立しなくなってしまいます。そこで出てくるのが【一般基準の思考】です。本文を読んで、知識等全て知っている人であれば、こう答えるだろうというある程度の推測の下でそれを答にすることが問題の解答を作る時に必要な観点だと教わりました。

なぜその【基準】が必要になったのかというと、センター試験や旧帝国大学以上の国公立、早慶などの私立になってくると、試験内容が一般の人の目に触れられることが多くなります。そこで、誰も予測できないような、または根拠のない文章を答にすれば、批判の的になります。それは、大学のネームバリューも落としてしまうことになりかねないので、センター試験や有名大学は全ての知識を知っているなら必ず当たる解答を用意せざるを得なくなります。

その基準、【一般の思考(知識を全て知っていると仮定したとき)】という観点が必要になってくるのです。

そうして、最後に私たち【受験生】が問題を解く側としてその問題にエントリーします。つまるところ、受験生が高得点を取るには、【著者】と【問題作成者】の主張をそれぞれ見極め、【一般的な人の思考】に近づければ高得点が狙えるということです。

しかし、ここで一つの疑問を持ちます。【一般的な思考】とは何かということです。一般的な思考とは、答えのプロセスをしっかり踏んでいけば必ず最後に残るもしくは、それ以外解答が無いという状態に確信できる状態のことであるということだと気づきました。

では、その【答えのプロセス】はどこにあるのかというと【本文】です。つまり、センター試験は【4人の登場人物の思考を読み解く必要があるが、本当は著者の主張と本文に書いてあることを見つけ出せばよい】ということになります。

そこで出てくるのが昨日の【キーワード】という話であり、それが答えになるのは辻褄があっているということになります。

また、【著者の主張】というのは、必ず段落ごとに一つはあり、そうでなければ【段落】というもの自体が意味不明のものになってしまいます。それは、例え【具体例】しかないような文章であっても、【重要そうな主張】の繰り返しのような文章であっても、必ず一つの段落には一つのみ筆者の主張があります。

しかし、それも無作為にあるということではなく、段落の初めに主張してから具体例などに入る場合と、具体例や理由を述べてから主張を入れるという二つの場合しかありません。

また、その【著者の主張】を読み取ることが出来れば、【本文を読まなくても内容がつかめる】ということになります。なぜなら、文とは、主張という骨格があり、そこに具体例や理由などを書き足し、肉にします。つまり、骨格が繋がれば内容をつかめたということと同じ事なのです。


そこで、何かそれを常日頃から活かせることが、過去問を解くということに何かないかと工夫を探していた時に、私には【ブログ】というものがありました。今まではあまり【段落を変える際、私の主張】ということを意識していませんでしたが、今日からこれを意識していこうと思い、実際に書きました。これを意識することで、更なる文の向上が見られれば、必ず英語や国語というような長文問題でも対応できるのだろうと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。また明日も読んで頂ければ幸いです。

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