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【研究】ビジネス現場×大学院でやっているソロワーク研究を公開します

私のライフワークであるソロワーク・自習研究について、本格的に発信していくことにしました。

それに伴い、ソロワーク研究の重要性についてまとめます。

まず、ソロワークは社会人が個人でする作業、自習は大学生や高校生以下の学生が、学問として、または決まった試験に向けた勉強のことを意味します。

社会人でいうとソロワーク、試験対策なら自習、と考え、両者は取り組む中身が違うだけで、状況は同じと考えて話をすすめます。


なぜ今ソロワーク研究なのか

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情報の流れがかなり加速してきた今日、次から次へと新しい情報が生み出されています。

トレンドの変化も早く、新しい技術やサービス、アプリがどんどん発表され、自分がいる業界の最新情報を網羅するだけでも一苦労です。


日々大量に生み出される新しい情報を活用するまでの流れは以下の3ステップだと考えています。

①新しい情報を取りにいく
②自分が得るべき情報を選ぶ
③情報を自分のものとして血肉化する

「①新しい情報を取りにいく」については、情報を集めたりまとめたりするアプリやサービスもどんどん出てきています。

それに伴い、適宜方法を見直す必要があるかと思います。


「②自分が得るべき情報を選ぶ」と「③情報を自分のものとして血肉化する」については、情報を選択するための指針がしっかりしているか、何を持って「情報を仕入れた」とするか等が問題になってくると思います。


これらのうち、特に「③情報を自分のものとして血肉化する」については、しっかりやろうとすればするほど、どうしても時間が取られてしまう部分です。


これこそが、私が特に注目したい箇所です。


新しいものがどんどん出てきてしまう現代では、

今ここに集中し、新しいことを素早く学ぶ力

が最も重要と考えています。


新しい情報をどんどん学習していく力こそが、今後の社会では必要不可欠な能力であると確信しています。


なぜこれまでソロワーク研究は注目されていなかったのか

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ビジネス界では、「集中法」として多くの書籍が出版されています。

一方でアカデミアの世界では、ソロワーク研究は盛んには行われていません。ど真ん中でソロワーク研究をしている人も少ないです。


それには多くの理由が考えられますが、主な理由は以下の4点だと考えています。

①多分野が絡みすぎて複雑
②個人の好みの影響が大きい
③定量データが取りにくい
④そこそこで満足してしまう


「①多分野が絡みすぎて複雑」について少し考えてみると

どんな空間だと集中しやすいか→建築学
空間でどのように行動すると効率的に学習できるか→経営工学
小腹が空いた時に何を食べると集中しやすいか→栄養学
どのように勉強すると効率的か→認知科学、脳科学
やる気が出ない時はどうすると回復するか→教育心理学、経営学

というように、自習に関する素朴な疑問は、多くの分野にわたっています。


さらにこれらには、「②個人の好みの影響が大きいもの」も多く含まれています。
空間の好みなどは、個人の好みを考慮せざるを得ません。

「③定量データが取りにくい」も問題で、空間の良し悪しや、学習効果を測るだけでも、定量データにするのが難しいです。

こういった複雑な問題もあり、自分なりに工夫してある程度集中できるようになったら「④そこそこで満足してしまう」というのも、研究が進まない一つの原因だと考えています。


なぜ私はソロワーク研究ができるのか

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私は、大学院も仕事もすべて、ソロワーク・自習のための環境を整えており、日常的にソロワークも自習も多視点で考える環境を整えてきました。


①自習を起点とした企業を自ら経営

株式会社パラリアを創業し、自習に特化した学習塾「パラリア」、有料自習室「&study」を運営しています。

●大学受験サロン パラリア:春日部校・本郷東大前校●

●有料自習室&study●


現時点で私が持っている知見をたくさん取り入れた学習環境を構築し、事業のサービスとして提供しながら、利用者の声を元に改善を続けています。

常に、利用者の目線を忘れないための取り組みもあります。


②ソロワーク企業のコンサルティング

都内のソロワーキングスペース事業に参画しています。事業統括としてではなくそのサポート役として、一歩引いた視点から事業全体のこと、社会からの反応、集中系の業界の動きなどを見させていただいています。


③専攻は経営工学、学習とオフィスレイアウト

経営工学は、工場の効率化や企業活動の効率化を中心に考える学問です。

一方で、社員育成という観点で考えると、「ベテランの知識をどのように新入社員に教えるか」という問いをはじめとする、学習に関する問題も扱うことができます。


さらにオフィスレイアウトは、建築学とは少し違い、空間内の人のコミュニケーションや、組織全体に対する影響について考えることが多いです。


このように、自習→勉強→教育学、という直線的な発想ではなく、これまでソロワーク・自習について当てられなかった方向から光を当てて、ソロワーク研究を進めています。


ソロワーク研究の内容一覧

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研究なので、進めていく中で内容が追加されたり、方向がずれる可能性はありますが、今のところ以下のような内容を考えています。

ソロワーク・自習の定義
ソロワークのフレームワーク(マクロ編)
ソロワークのフレームワーク(ミクロ編)
ソロワークの物理的環境一つ一つに答えを出す
刺激反応モデルからの脱却
自分に環境を合わせるvs環境に自分を合わせる
どんな環境が自分にとって最高の環境となりうるか
環境に自分を合わせるにはどうすればいいか(最終結論)


金額について

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研究用のマガジンは、継続して読んでくださる方を対象にしています。


研究は紆余曲折が基本なので、まっすぐに結果が出るわけではありません。

研究を進める中で、どれくらいのペースでどれくらいのことが明らかになっていくかは読みきれません。

また、これも研究あるあるですが、明らかになっていくことが、どれほどの価値があるかも、明確には決めきれません。


そこで、私の研究に興味を持ってくださったり、応援してくださる方につきましては、初期から応援してくださっている方ほど優遇できるシステムにしたいと考えております。


そこで、以下のようなシステムにします。

・入場料方式:1回購入したら、今後追加されるものを含め全記事が読める
・10人ごとに100円上昇


以上のような経緯で綴っている有料マガジン(入場料方式)はこちらです。


ー書いた人ー


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