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【経験談】真面目な人がやりがちな間違った勉強法3選

勉強法はかなりのバリエーションがありますが、「これだけはやってはいけない」というダメな勉強法もいくつかあります。


こんな方に向けた記事です

●頑張っているのに成績が上がらない
●毎日の勉強に充実感があるのに、成績がついてこない
●これから本気で勉強するから、間違った勉強法を先に知っておきたい


動画でみたい方はこちらから



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真面目な人がやりがちな間違った勉強法3選

1:参考書をとりあえず1周して終了
2:難しい参考書に時間をかけて取り組む
3:過去問をじっくり考える


1:「参考書をとりあえず1周して終了」は、偏差値が高くない人がやりがちな方法です。偏差値が少し高い人が、難関大レベルに到達しようとして、2や3に陥りがちです。

ちなみに私が現役時代の頃は、この3つの勉強法をすべてやっていました。

そのため、全く成績は上がりませんでした。


1:参考書をとりあえず1周して終了

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まず、とにかく多いのがこのパターンです。

これは学校のテスト対策と同じように、「とりあえずやってみよう」と軽く考えてしまうことが主な原因です。


この勉強法が良くないのは、最初の方にやった内容をすっかり忘れてしまうことがほとんどだからです。


学校のテストは、基本的に範囲がそこまで広すぎないので、とりあえず1周やっても、前の範囲を忘れにくいです。


一方、受験対策用の参考書は、かなりテーマを絞ったものでない限り、1周するのにそれなりの時間がかかります。


すると、最初の方にやった内容はほとんど忘れてしまうため、2周目以降に取り組まなければ全く実力になりません。


ここで、「1回では定着しないから復習しよう」と考え、2周目以降に取り組めばいいのですが、

この参考書は理解したから別の新しいことを学ぼう
1回やって理解した内容をもう一度なぞるのは非効率的だ

などと考えてしまうと、2周目ではなく、他の参考書を新たにはじめてしまいます。


一度理解しただけの状態では、確かに頭は良くなったかもしれませんが、試験で結果が出せる状態にはなっていません。


2:難しい参考書に時間をかけて取り組む

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1の流れで、次々と参考書を難しくしていってしまうというのが典型的なパターンです。

1のパターンで、「理解すればOK」だと思ってしまっている人は、内容ばかりどんどん難しくしてしまいます。


「難しい参考書に時間をかけて取り組む」という勉強法が間違っている理由は、1のパターンと同様に、頭はよくなっているかもしれないが、試験で点数が取れるような状態にはなれないからです。


この勉強法は、1のパターン以上に危険な勉強法です。


内容が難しくなっているので、理解そのものにも時間がかかります。

さらに、内容が難しい分、理解できた時に「なるほど!そういうことか!」と、達成感を味わうことが出来てしまいます。

達成感自体は悪いことではないのですが、「これは良い勉強法である」と自分に言い聞かせることになっており、どんどんこの勉強法にハマっていってしまいます。


ここまで来ると、試験で相当低い点数を取らない限り、自力で気がつくのは難しくなってきます。



3:過去問をじっくり考える

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これは、参考書を一通り終えて、模試である程度結果が出せるようになってきた人が、秋以降にハマる失敗パターンです。


志望校の過去問を解いていると、「志望校に合格できるかどうか」が嫌でも見えてきます。

過去問の演習は必須なのですが、取り組み方を間違えると、かなり非効率的な勉強法になってしまう可能性があります。


過去問についてはいくつか注意点がありますが、ここで注意する必要があるのは、偏差値UPにつながらない勉強でも達成感を得てしまうことです。

(過去問については、別の記事でさらに詳しくまとめます)


過去問の解説をじっくり読みながら、長時間調べながら一つずつ理解して、「理解できたー!」という達成感を味わうことが目的になってしまいます。

この達成感を得ることで、「自分はこの大学に合格できる」と錯覚してしまいます。


2のパターンの、「難しい問題」が、「志望校の問題」に変わっただけです。

これも2のパターンと同様、一度ハマってしまうと、なかなか自力で抜け出すのは難しいです。



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最後に一つ重要なこと:勉強は理解して覚えて再現できること。理解だけでは足りない。


3つの失敗パターンについて見ていただきましたが、ここまで読んでくださったあなたは、すでに注意点がわかっているかもしれません。

気をつけなければいけないのは、

☓ 勉強=理解
◯ 勉強=理解+暗記+再現

ということです。

内容が理解できればOKではありません。内容が理解できていて、何も見ずに思い出せて、試験で出てきた時にそれを思い出せることで初めて点数につながります。


「自分は成績が悪い=内容を理解できていない」と考えてしまう人は多いと思います。

当然、成績が悪いことは、内容をしっかり理解していないという面もあると思います。

しかし、内容がわかっていればそれで点数につながるわけではありません。


本番で使えるかどうか

これが最も大切です。


まとめ:真面目な人がやりがちな間違った勉強法3選

1:参考書をとりあえず1周して終了
2:難しい参考書に時間をかけて取り組む
3:過去問をじっくり考える


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。


動画ですぐに復習し、脳にしっかりインプットしたい方はこちらから(2回くり返すだけでもかなり定着します)


==書いた人==


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