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32_意識障害・頭痛・痙攣【救急救命士国家試験対策】


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国家試験定期試験出題内容のまとめ

【意識障害・頭痛・痙攣】

1. 意識障害

  • 一次性脳病変: 脳自体の病変による意識障害で、覚醒障害が主な要素。

  • 二次性脳病変: 認知機能障害が主な要素で、意識障害を伴うことがある。

  • 脳血管障害の手がかり: 急激な片麻痺、半身感覚障害、頭痛、嘔吐、血圧上昇などが見られる。

  • 脳血管障害: 脳出血、脳梗塞、くも膜下出血があり、言語中枢が障害されると「聞く、話す、読む、書く」機能が低下。

  • 意識障害の体位: 仰臥位が基本。頭蓋内圧亢進が疑われる場合は半座位にする。

  • 意識障害の緊急度判断: ショック、血圧上昇、呼吸パターン異常、脳ヘルニア徴候は緊急度が高い。

  • クッシング徴候: 血圧上昇と徐脈が見られ、脳血管障害や頭部外傷でみられる。

  • 血糖値50mg/dL未満: 医師の指示でブドウ糖溶液を投与。

2. 頭痛

  • 一次性頭痛: 器質的疾患がない機能性頭痛。片頭痛、緊張型頭痛、偶発頭痛が含まれる。

  • 二次性頭痛: 頭蓋内・外の器質的病変や全身性疾患が原因。くも膜下出血、脳出血、低酸素血症などが該当。

  • 拍動性頭痛: 太い血管に由来し、片頭痛や発熱、血圧上昇で見られる。

  • 非拍動性頭痛: 緊縛感、圧迫感、頭重感などを伴う。

  • 緊急度の高い頭痛: 急性緑内障発作、低血糖などが該当し、意識障害や運動麻痺を伴う場合は重症。

  • 頭蓋内病変が疑われる場合: 低酸素血症と高二酸化炭素血症を避けることが重要。

3. 痙攣

  • 全身性痙攣: 両側大脳皮質の異常放電によって発生し、意識消失を伴う。通常2分以内に収まる。

  • 低カルシウム血症: 末梢神経の興奮性亢進によってテタニーや全身性痙攣を引き起こす。

  • 低ナトリウム血症・高ナトリウム血症: 痙攣の原因となる。

  • 脳出血・くも膜下出血: 痙攣が多くみられる。

  • チアノーゼ: 全身性痙攣中は呼吸が止まるため、チアノーゼが出現することがある。

4. 不随意運動

  • 不随意運動: 意図してない運動、あるいは止められない運動。頻度が高いのは振戦。

  • テタニー: 末梢神経の興奮性亢進による持続的筋収縮が主症状。

5. その他

  • 転換性障害: かつてヒステリーと呼ばれたもので、精神的要因による身体症状が見られる。

  • 嘔吐時の体位: 嘔吐のおそれがある場合、側臥位をとる。



問題

  1. 一次性脳病変は脳自体の病変によって________を発症したものであり、長時間持続する意識障害の原因としては二次性脳病変よりも頻度が高い。

  2. 一次性脳病変の主な要素は________である。

  3. 二次性脳病変の主な要素は________である。

  4. 脳出血・脳梗塞の判断の手がかりは急激な片麻痺と________、頭痛、嘔吐、血圧上昇がある。

  5. くも膜下出血の判断の手がかりは突然の激しい________、嘔吐、時に片麻痺、血圧上昇がある。

  6. 脳血管障害によって言語中枢が障害されると、いったん獲得されていた「________、話す、読む、書く」機能が様々な程度に低下する。

  7. 心不全の場合の呼吸パターン異常は________呼吸という。

  8. 代謝性アシドーシスの場合の呼吸パターン異常は________呼吸である。

  9. 延髄の障害の場合の呼吸パターン異常は________呼吸である。

  10. 薬物中毒、低体温の場合の呼吸パターン異常は________である。

  11. 意識障害では、ショック、著しい血圧上昇、高度の________、呼吸パターンの異常、脳ヘルニア徴候は、緊急度の高さを示す。

  12. 主訴が意識障害の傷病者の場合、現場活動で発症が急激か________であったか、他に症状がなかったか、既往歴はないかを聞くことが重要である。

  13. 意識障害の傷病者に対しての体位は________が基本であり、頭蓋内圧亢進が疑われるときは半座位とする。

  14. 一次性脳病変では覚醒レベルの低下の程度と________が原則的に相関する。

  15. 血糖値が________mg/dL未満であれば医師の具体的指示を得て、ブドウ糖溶液を投与する。

  16. 頭蓋内の組織のうち痛覚を有するのは、________、太い血管、脳神経などである。

  17. 一次性頭痛は原因として________疾患が見当たらないものをさし、機能性頭痛ともいう。

  18. 二次性頭痛は頭蓋内または頭蓋外の器質的病変、あるいは全身的な疾患が原因で生じる頭痛であり、________頭痛ともいう。

  19. 一次性頭痛には、________、緊張型頭痛、偶発頭痛などがある。

  20. 急性の二次性頭痛をきたす頭蓋内の疾患は________、脳出血・脳梗塞、髄膜炎、脳炎・脳症、頭部外傷がある。

  21. 二次性頭痛をきたす全身性疾患は________、高二酸化炭素血症、一酸化炭素中毒、低血糖、血圧上昇、発熱がある。

  22. 二次性頭痛をきたす頭蓋外の頭蓋近傍の疾患は急性________発作、副鼻腔炎がある。

  23. 拍動性頭痛は頭蓋内外の太い血管に由来するものであり、________、偶発頭痛、発熱、血圧上昇で見られる。

  24. 非拍動性頭痛は、緊縛感、圧迫感、絞扼感、頭重感、________疼痛などさまざまな感覚を含む。

  25. 重症度が高い頭痛は、意識障害、運動麻痺、運動失調、痙攣、________、頭蓋内圧亢進症候、著しい血圧上昇などの随伴徴候を伴う。

  26. クッシング徴候(血圧上昇と徐脈)は、________、中枢神経系の感染症、頭部外傷などの急性頭蓋内圧亢進でみられる。

  27. 頭痛の原因疾患で緊急度が高いものは急性________発作、低血糖などである。

  28. 頭蓋内病変が疑われるときは、二次性脳損傷を防止するために________血症と高二酸化炭素血症の回避が重要である。

  29. 全身性の痙攣は両側大脳皮質の広範囲な異常放電によって生じ、________を伴う。

  30. 全身性痙攣発作の持続時間は通常________分以内であり、最後に深い呼吸が見られる。

  31. 低カルシウム血症は、末梢神経レベルでの不随意性筋収縮(________)を起こすが、重症になると全身性痙攣も起こす。

  32. 脳血管障害の発作後早期の痙攣は、脳梗塞よりも脳出血(とくに________下出血)とくも膜下出血に多い。

  33. 血清電解質異常としては________ナトリウム血症の頻度が高いが、高ナトリウム血症も痙攣の原因となる。

  34. 脳腫瘍では、典型的には起床時に強い________的な頭痛がある。

  35. 全身性痙攣中はほとんど________をしないので、チアノーゼが出現する。

  36. テタニーはさまざまな原因による末梢神経の興奮性亢進で生じる有痛性の持続的________を主症状とする症候群である。

  37. 意図してないのに起こる、あるいは意図しても止められない運動が________である。

  38. 不随意運動でもっとも頻度の高いものは________であるが、ほかに舞踏運動、アテトーゼ、ジスキネジー、テタニーなどが知られている。

  39. 羽ばたき振戦は通常の________には含まれない。

  40. 多くの全身性痙攣は①突然の発症、②発作中の________または意識消失、③短時間(2分以内)での発作軽快、④発作後の意識障害を有する。

  41. 転換性障害とは、かつて________と呼ばれたものである。

  42. 嘔吐のおそれがあれば________位をとる。

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解答

  1. 一次性脳病変は脳自体の病変によって意識障害を発症したものであり、長時間持続する意識障害の原因としては二次性脳病変よりも頻度が高い。

  2. 一次性脳病変の主な要素は覚醒障害である。

  3. 二次性脳病変の主な要素は認知機能障害である。

  4. 脳出血・脳梗塞の判断の手がかりは急激な片麻痺と半身感覚障害、頭痛、嘔吐、血圧上昇がある。

  5. くも膜下出血の判断の手がかりは突然の激しい頭痛、嘔吐、時に片麻痺、血圧上昇がある。

  6. 脳血管障害によって言語中枢が障害されると、いったん獲得されていた「聞く、話す、読む、書く」機能が様々な程度に低下する。

  7. 心不全の場合の呼吸パターン異常はチェーン・ストークス呼吸という。

  8. 代謝性アシドーシスの場合の呼吸パターン異常はクスマウル呼吸である。

  9. 延髄の障害の場合の呼吸パターン異常は失調性呼吸である。

  10. 薬物中毒、低体温の場合の呼吸パターン異常は呼吸抑制である。

  11. 意識障害では、ショック、著しい血圧上昇、高度の徐脈、呼吸パターンの異常、脳ヘルニア徴候は、緊急度の高さを示す。

  12. 主訴が意識障害の傷病者の場合、現場活動で発症が急激か緩徐であったか、他に症状がなかったか、既往歴はないかを聞くことが重要である。

  13. 意識障害の傷病者に対しての体位は仰臥位が基本であり、頭蓋内圧亢進が疑われるときは半座位とする。

  14. 一次性脳病変では覚醒レベルの低下の程度と重症度が原則的に相関する。

  15. 血糖値が50mg/dL未満であれば医師の具体的指示を得て、ブドウ糖溶液を投与する。

  16. 頭蓋内の組織のうち痛覚を有するのは、硬膜、太い血管、脳神経などである。

  17. 一次性頭痛は原因として器質的疾患が見当たらないものをさし、機能性頭痛ともいう。

  18. 二次性頭痛は頭蓋内または頭蓋外の器質的病変、あるいは全身的な疾患が原因で生じる頭痛であり、症候性頭痛ともいう。

  19. 一次性頭痛には、片頭痛、緊張型頭痛、偶発頭痛などがある。

  20. 急性の二次性頭痛をきたす頭蓋内の疾患はくも膜下出血、脳出血・脳梗塞、髄膜炎、脳炎・脳症、頭部外傷がある。

  21. 二次性頭痛をきたす全身性疾患は低酸素血症、高二酸化炭素血症、一酸化炭素中毒、低血糖、血圧上昇、発熱がある。

  22. 二次性頭痛をきたす頭蓋外の頭蓋近傍の疾患は急性緑内障発作、副鼻腔炎がある。

  23. 拍動性頭痛は頭蓋内外の太い血管に由来するものであり、片頭痛、偶発頭痛、発熱、血圧上昇で見られる。

  24. 非拍動性頭痛は、緊縛感、圧迫感、絞扼感、頭重感、穿刺様疼痛などさまざまな感覚を含む。

  25. 重症度が高い頭痛は、意識障害、運動麻痺、運動失調、痙攣、髄膜刺激症候、頭蓋内圧亢進症候、著しい血圧上昇などの随伴徴候を伴う。

  26. クッシング徴候(血圧上昇と徐脈)は、脳血管障害、中枢神経系の感染症、頭部外傷などの急性頭蓋内圧亢進でみられる。

  27. 頭痛の原因疾患で緊急度が高いものは急性緑内障発作、低血糖などである。

  28. 頭蓋内病変が疑われるときは、二次性脳損傷を防止するために低酸素血症と高二酸化炭素血症の回避が重要である。

  29. 全身性の痙攣は両側大脳皮質の広範囲な異常放電によって生じ、意識消失を伴う。

  30. 全身性痙攣発作の持続時間は通常2分以内であり、最後に深い呼吸が見られる。

  31. 低カルシウム血症は、末梢神経レベルでの不随意性筋収縮(テタニー)を起こすが、重症になると全身性痙攣も起こす。

  32. 脳血管障害の発作後早期の痙攣は、脳梗塞よりも脳出血(とくに皮質下出血)とくも膜下出血に多い。

  33. 血清電解質異常としては低ナトリウム血症の頻度が高いが、高ナトリウム血症も痙攣の原因となる。

  34. 脳腫瘍では、典型的には起床時に強い慢性的な頭痛がある。

  35. 全身性痙攣中はほとんど呼吸をしないので、チアノーゼが出現する。

  36. テタニーはさまざまな原因による末梢神経の興奮性亢進で生じる有痛性の持続的筋収縮を主症状とする症候群である。

  37. 意図してないのに起こる、あるいは意図しても止められない運動が不随意運動である。

  38. 不随意運動でもっとも頻度の高いものは振戦であるが、ほかに舞踏運動、アテトーゼ、ジスキネジー、テタニーなどが知られている。

  39. 羽ばたき振戦は通常の振戦には含まれない。

  40. 多くの全身性痙攣は①突然の発症、②発作中の意識変容または意識消失、③短時間(2分以内)での発作軽快、④発作後の意識障害を有する。

  41. 転換性障害とは、かつてヒステリーと呼ばれたものである。

  42. 嘔吐のおそれがあれば側臥位をとる。



練習問題

問題1
一次性脳病変の主な要素はどれか?
A) 認知機能障害
B) 運動障害
C) 覚醒障害
D) 記憶障害
E) 感覚障害

答え: C) 覚醒障害


問題2
脳出血・脳梗塞の判断の手がかりとして正しいものはどれか?
A) 急激な片麻痺と血圧低下
B) 頭痛と低血糖
C) 嘔吐と血圧上昇
D) 徐脈と頭痛
E) 呼吸不全と嘔吐

答え: C) 嘔吐と血圧上昇


問題3
くも膜下出血の判断の手がかりとして正しいものはどれか?
A) 徐脈と虚脱
B) 激しい頭痛と片麻痺
C) 頻脈と胸痛
D) 徐脈と意識消失
E) 呼吸困難と咳

答え: B) 激しい頭痛と片麻痺


問題4
心不全の場合の呼吸パターン異常はどれか?
A) クスマウル呼吸
B) チェーン・ストークス呼吸
C) 失調性呼吸
D) 呼吸抑制
E) 過呼吸

答え: B) チェーン・ストークス呼吸


問題5
延髄の障害の場合の呼吸パターンはどれか?
A) クスマウル呼吸
B) チェーン・ストークス呼吸
C) 失調性呼吸
D) 呼吸抑制
E) 胸式呼吸

答え: C) 失調性呼吸


問題6
意識障害における緊急度の高さを示す症状として該当しないものはどれか?
A) ショック
B) 血圧低下
C) 高度の徐脈
D) 呼吸パターンの異常
E) 脳ヘルニア徴候

答え: B) 血圧低下


問題7
主訴が意識障害の傷病者に対して現場活動で確認すべき事項はどれか?
A) 食事の有無
B) 発症が急激か緩徐か
C) 年齢
D) 脈拍の数
E) 家族の病歴

答え: B) 発症が急激か緩徐か


問題8
意識障害の傷病者に対して推奨される体位はどれか?
A) 伏臥位
B) 半座位
C) 仰臥位
D) 側臥位
E) 頸部挙上位

答え: C) 仰臥位


問題9
血糖値が50mg/dL未満の場合に行う適切な処置はどれか?
A) 輸血
B) 水分補給
C) 酸素投与
D) ブドウ糖溶液の投与
E) 血圧測定

答え: D) ブドウ糖溶液の投与


問題10
一次性頭痛に分類されるものはどれか?
A) 片頭痛
B) 髄膜炎
C) 脳炎
D) 副鼻腔炎
E) 緑内障

答え: A) 片頭痛


問題11
急性の二次性頭痛を引き起こす疾患はどれか?
A) 片頭痛
B) 緊張型頭痛
C) くも膜下出血
D) 偶発頭痛
E) 薬物中毒

答え: C) くも膜下出血


問題12
拍動性頭痛を引き起こす原因として正しいものはどれか?
A) 血圧低下
B) 副鼻腔炎
C) 偶発頭痛
D) 脳腫瘍
E) 筋収縮

答え: C) 偶発頭痛


問題13
重症度が高い頭痛に伴う症状として正しくないものはどれか?
A) 意識障害
B) 運動麻痺
C) 髄膜刺激症候
D) 緩徐な発症
E) 痙攣

答え: D) 緩徐な発症


問題14
クッシング徴候が見られる疾患として正しいものはどれか?
A) 低血糖
B) 頭部外傷
C) 甲状腺機能低下症
D) 腎不全
E) 心不全

答え: B) 頭部外傷


問題15
全身性痙攣発作の持続時間として正しいものはどれか?
A) 1分以内
B) 2分以内
C) 5分以内
D) 10分以内
E) 20分以内

答え: B) 2分以内


問題16
脳血管障害発作後早期に痙攣が多く見られるのはどの疾患か?
A) 脳梗塞
B) 脳出血
C) 筋萎縮性側索硬化症
D) 肺炎
E) 心筋梗塞

答え: B) 脳出血


問題17
血清電解質異常として痙攣の原因となるものはどれか?
A) 高カリウム血症
B) 低ナトリウム血症
C) 高カルシウム血症
D) 低マグネシウム血症
E) 高リン血症

答え: B) 低ナトリウム血症


問題18
脳腫瘍に伴う頭痛として典型的な症状はどれか?
A) 食後の頭痛
B) 起床時の頭痛
C) 昼食後の頭痛
D) 夕方の頭痛
E) 寝る前の頭痛

答え: B) 起床時の頭痛


問題19
テタニーの原因として正しいものはどれか?
A) 高ナトリウム血症
B) 高カリウム血症
C) 末梢神経の興奮性亢進
D) 血糖値の低下
E) 血圧の上昇

答え: C) 末梢神経の興奮性亢進


問題20
不随意運動でもっとも頻度が高いものはどれか?
A) 舞踏運動
B) 振戦
C) テタニー
D) アテトーゼ
E) ジスキネジー

答え: B) 振戦


問題21
羽ばたき振戦が通常の振戦と異なる理由はどれか?
A) 姿勢の異常
B) 脳血流の低下
C) 呼吸パターンの異常
D) 意識消失
E) 呼吸の制御障害

答え: A) 姿勢の異常


問題22
転換性障害とはかつてどのように呼ばれていたか?
A) パニック障害
B) ヒステリー
C) 統合失調症
D) 双極性障害
E) PTSD

答え: B) ヒステリー


問題23
嘔吐のおそれがある場合に取るべき体位はどれか?
A) 仰臥位
B) 半座位
C) 側臥位
D) 伏臥位
E) 頭部挙上位

答え: C) 側臥位


問題24
全身性痙攣中に見られる特徴として正しいものはどれか?
A) 呼吸が停止する
B) 胸痛が出現する
C) 手足の麻痺が進行する
D) 瞳孔が縮小する
E) 脈圧が上昇する

答え: A) 呼吸が停止する


問題25
全身性痙攣が2分以上続く場合に考慮すべき病態はどれか?
A) テタニー
B) ステータスエピレプティクス
C) 過呼吸
D) 低血糖症
E) 低酸素症

答え: B) ステータスエピレプティクス


問題26
痙攣の原因として血清電解質異常で正しいものはどれか?
A) 高カルシウム血症
B) 低ナトリウム血症
C) 高リン血症
D) 低マグネシウム血症
E) 高カリウム血症

答え: B) 低ナトリウム血症


問題27
起床時に見られる強い頭痛の原因として可能性が高いものはどれか?
A) 筋緊張性頭痛
B) 脳腫瘍
C) 副鼻腔炎
D) 偏頭痛
E) 群発性頭痛

答え: B) 脳腫瘍


問題28
全身性痙攣発作の持続時間として適切なものはどれか?
A) 2分以内
B) 5分以内
C) 10分以内
D) 20分以内
E) 30分以内

答え: A) 2分以内


問題29
転換性障害とはかつて何と呼ばれていたか?
A) PTSD
B) ヒステリー
C) 統合失調症
D) 双極性障害
E) パニック障害

答え: B) ヒステリー


問題30
不随意運動でもっとも頻度が高いものはどれか?
A) 舞踏運動
B) アテトーゼ
C) 振戦
D) テタニー
E) ジスキネジー

答え: C) 振戦

参考文献:救急救命士標準テキスト


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「聴いて学ぶ」救急救命士標準テキスト

32_意識障害・頭痛・痙攣
 ①音声解説
 ②聞き流し1問1答

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