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大人の静けさ

ひとつ完結。ようやく何か一つ終わらせ、重荷を手放せた。自分の時間を作る事が出来ている。肩の力がふっと抜けた、気持ちの切り替えするための一人の時間。今は、そんな感じです。

荒れていた時の波の高さを知っているからこそ、「静けさ」の有り難さがわかるのかもしれません。こんな風に静かになるまでに、どれ位時間がかかるのか、どれ位自分の気持ちが揺れ動いてきたのかを、自分の経験から分かっているからこそ、少し重みのある「大人の静けさ」。

充分やりきってきたから、一周目では無い、何周目かの落ち着いた視点で、この「静けさ」を見つめる事が出来ているのだろうと思います。

私たちは大人になる程、また、経験を積む程、何も考えず勢いで突っ走る事が出来なくなります。それは感情の動きにとてもパワーがいる事を、経験として知っているから。もしくはそうならないように、心が傷つかないように、壊れてしまわないようにと、冷静で在ろうとするが余り、何をやっても同じだと感じてしまう。
その2つの間で、感情が動く事が億劫になっているのかもしれません。

期待してそうならなかった時に、ガッカリしてしまう気持ちを知っていると、
可能性を見る事をせずに、自分で目を閉じてしまう事があります。

気持ちが動かないように、ブレーキをかけている。
この「大人の静けさ」は、
体調不慮や気分の浮き沈み、満たされている人を見ると心がざわつくなど、溜まっている気持ちや出しきれていないダムのような感情が、行く先を探しているかのようにも見えます。

今日は、
周りの整っている状況が、何か自分の犠牲の上で成り立っていると感じてしまう苦しい状況、自分が思っている事は分かってもらえないんだなぁという想いがある方、
自分がここまで我慢をしている状況を、周りの人たちは感じ取れていないギャップ、体調不慮や気分の浮き沈みで疲れがどっと出てきている方たちに向けて。

大きく変わっていくための準備の時間。
日々のRitualにお役立ていただければ幸いです。

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Daily Ritual

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「わたし」を育む、現代魔女のエッセイコラム。日常のRitualに(不定期更新) 「今」感じている事、気になったテーマについて綴っています。

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