2012年5月9日『ラブゼネレーション』
【10年前の2012年5月9日のコラム】
ミュージシャン・早川義夫さんの著書「ラブゼネレーション」が再々復刊されている(文遊社)。
僕にとってかなりのバイブル的存在のこの本、僕は92年刊行のシンコー・ミュージック版で大切に所有し、折にふれて読み返している。
日本ロックのパイオニアのひとりである早川さんだから当然音楽・歌のことを綴っているのだが、生きること闘うことにそのまま通じるその内容、読んで頂ければ、20代になりたての僕がどれだけこの書に影響を受けていたか分かっちゃうだろう。
商業的には不遇だったジャックス時代の話、はっぴいえんどのデビュー作をリアルタイムで語るくだりなど読みごたえはメチャメチャありますが、あえてワンフレーズだけ引用します。グッと来てました…あれから20年。
「こんなものでどうでしょうか、という態度をなくすこと。自分で満足してないんだったら、出しても無理に決まっている」
初出:2012年5月9日のウォール
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